ぶたぶたと秘密のアップルパイ

 矢崎存美『ぶたぶたと秘密のアップルパイ』光文社文庫2007年初版を読んだ。久しぶりに読む『ぶたぶた』、やっぱり楽しい。晴れやかな気分になる。

《 「ぶたぶたさんは、ぬいぐるみみたいに口が固いんだから」

  「……ぬいぐるみじゃないですか」

  「まあ、そのまんまだけどさ」 》 183頁

 どうってことのない会話が微苦笑を誘い、心が温くほぐれてゆく。

 ブックオフ長泉店で二冊。浅井慎平『風の中の島々』山と渓谷社2004年初版、アポロドーロス『ギリシア神話岩波文庫2002年69刷、計210円。、『風の中の島々』は北の果て、礼文島から沖縄の竹富島まで、港の風景と島の生活の佇まいが主。私の知りたかった、撮りたかった風景だ。行ったことのある島は四十年前に訪れた礼文島だけ。旅にあこがれるけど離島は行くことはないだろう。いい写真集だ。

 足を伸ばしてブックオフ沼津南店で三冊。『ラ・フォンテーヌ寓話』社会思想社1969年初版函付、クリストファー・プリースト『伝授者』サンリオSF文庫1980年初版、イアン・ワトスン『マーシャン・インカ』サンリオSF文庫1983年初版、計315円。

 ネットの拾いもの。

《 四人がゴニン逮捕だって。 》

《 呑めば都 》

《 酒器酒器大好き 》