午後、近所の会議室で駐日ボスニア・ヘルツェゴビナ大使館参事官の講演を聴く。今春訪ねた源兵衛川をとても気に入って、この講演に。その前に自宅で当地の歌手、故リリヤナ・ブトレル Lilijana Buttler のCD『 The Mother of Gypsy Soul 』2002年とバンド、モスタル・セヴダ・リユニオン Mostar Sevdah Reunion 『 Mostar Sevdah Reunion 』1999年を聴いて予習。質疑応答の最後にCDを見せた。受けた。
山本美智代オフセット版画集『銀鏡』1976年は瀧口修造、吉岡実、高柳重信、寺山修司、半村良、土方巽、森茉莉、矢川澄子、鷲巣繁男、他、の詩、歌、俳句、小説などと山本さんの抽象画とのコラボレーション版画集。
紀伊国屋画廊で偶然顔を会わせた中井英夫氏に勧められてその場で買ったのは一九七六年末だったか。大枚一万円を払って財布には千円札一枚。帰りの切符は用意してあったので、やれやれという記憶。
《 鏡に天白鳥うつしだすとき地 金子兜太
鏡よ墜ちてゆく高階のしじま
鏡に空使徒ら去りてより陽 》
《 鏡・
添臥す
王の悉皆
夙に無し 高柳重信 》
《 水仙の花よ古鏡よ眼底の虹わななきてこの日暮れなば 山中智恵子
《 花は鏡、去年に重ねてこの春の再びは来ぬ雲をうつせり 佐佐木幸綱
うつし出す何もなければおのずからうつり合いつつ翳りゆくなり 》
絵画よりも言葉の方へ注意が向うのは、昔も今も変わらず。
ネットの見聞。
《 プライス・コレクション展もそうだったけれど、この種の美術展を見るたび、「40年前にこんな宝を外に出してしまったのかよ」と思う。 》
四十年前は、奇想絵画は美術界からはまるで相手にされなかった。時代も人も変わった。文学も変わった。歴然とわかるのは、古本の値段の変化。
《 私は二つのことを言おうとしている。1 自分にとっての哲学的根本問題を解決しようとすること(真理追求)。2 全く新しい世界の見方を開くこと(これは私の欲望) 。この二つの統合のことを私はオリジナリティと言っている。 》 森岡正博
蛯名健一のダンス Kenichi Ebina Performs an Epic Matrix- Style Martial Arts Dance 。
" Oh, My God ! " " Unbelievable !"