病み上がりの源兵衛川

  多くのかたから一昨日の「ひるブラ」で源兵衛川を見た感想がメールで届く。これから他の番組でも源兵衛川が放送されるので、大変な賑わいになりそう。嬉しいよりも心配。今春に出た『グラウンドワーク三島 パッションアクション図鑑』に寄稿した拙文から。

《 源兵衛川の再生に関わって20年、子どものころからすれば60年近く、川の変遷を見てきた。50年前に較べれば、源兵衛川は未だに病み上がりの状態にある。 》

 昨夜、東京へ引っ越す知人女性と行きつけの店「SOUL NOTE」でいろいろ語り合った。郷里のご両親は「ひるブラ」をご覧になって喜んでいた、と。全国の人が見ているのだから、どうなるんだろ。今朝も小学生の一団が源兵衛川へ歩いていた。

 牧村慶子さんから新作絵本『こどものせかい5 いつも いっしょの マリアさま』至光社2013年を恵まれる。牧村さんの絵と文は、無垢の楽しさに満ちている。一見どうってことのない文(詩)に思えるけれど、これほど透き通った清流のような言葉をさりげなく綴るのは、天性の資質だと思う。あるいは、若い時に病を得て、弱さからの視点を身につけていたのかも。病み上がりの源兵衛川のやさしさのように。おお、フラジャイル。

 作業が一段落した午後、ジャズサックスのJ.R.モンテローズ『J.R.MONTEROSE』輸入LPレコードをかける。ディスクユニオンでこの復刻LP盤の先月発売を知って。希望小売価格5,250円。うへ、高。昭和の時代に青森県弘前市で1,000円で購入。昼間からジャズに浸るのはなんとも豪勢な気分。

 ネットの見聞。

《  原発事故を起こした経験があるから日本の原子力技術は安全という安倍総理の理屈は、「うちの店は、食中毒を出した経験があるから衛生的です」とか「私は交通事故を起こしたから、安全運転です」というみたいなレベルだ。 》 山の作曲家 近藤浩平

《  公式にはカーストによる差別は厳しく禁止されていますが、やはりその影響は否定できず、就ける職業が限られたりする現実があります。ところがITはカーストのどれにも当てはまらない、いわばインドにとっての「巨大な隙間産業」です。少ない投資で始められるメリットも。そしてここでも英語は役立つ。 》 西靖

《 財政再建に取り組む東京・目黒区は、文化的評価の高い区の総合庁舎を結婚式場として貸し出し、使用料を歳入に充てることになりました 》 NHKニュース

 ネットの拾いもの。

《 自宅の留守電に新手のオレオレ詐欺が吹き込まれていた。「あ、もしもし?俺だけど。今日晩飯いらねえから!」←もちろん俺ではない。自宅に帰った時、俺のぶんのすき焼きは無かった…悔しい。 》