ぶたぶたカフェ

 昨日買った矢崎存美『ぶたぶたカフェ』光文社文庫2012年初版を読んだ。本来なら発表順に読むのだけれど、手元にあって、つい手が伸びた。菓子じゃあないんだから。まあ、どれを読んでもよし、黄金のマンネリ、山崎ぶたぶたさん。一読くすっと笑い、ほろっとして、キュン、ああ、面白かった。それでよし。しかし、パンケーキ、食べたくなった。

 「あとがき」から。

《 突然ですが、私は小さい頃からほんとに食い意地の張った人間でした。

  父方の祖父の家の庭にあったビワの木に登り、思う存分ビワを食べて腹を壊す。

  大みそかに紅白を見ながらおせんべいの品川巻を一袋一気食いし、三が日を寝込んで過ごす。

  梅酒に漬かった梅の実を食べ過ぎ、次の日急性アルコール中毒で学校を休む。

  スーパーで特売していた大量の甘海老を、吐き気がするまで食べ続ける。

  小さい干し柿をパクパク食べていたら、お腹が冷えてえらいことになる。  》

 あとがきを先に読んでしまって、これを引用したくって、とっとと読んだ。

 少女小説〜〜ジュヴナイル〜〜ティーンズ小説〜〜ライトノベル。呼び方の変遷の時代区分はどうなっているんだろう。探偵小説〜推理小説〜ミステリは、時代区分がほぼ決まっているけど。

 すごい題だな → 『カネを積まれても使いたくない日本語』 内館牧子 (朝日新書)。

 ネットの拾いもの。

《 それにしても、桜木町駅の職員用トイレが20年間、汚水を大岡川に流し続けていた話、大岡川の河口付近でカヤックやEボートやSUPに乗っている人、あまつさえ落水した人(私のことだよ!)には、なかなか衝撃的なニュースである… 》