ヨギ ガンジーの妖術

 朝は昨朝に較べて過ごしやすかった。昼間はやっぱり暑い。夕方一雨。

 泡坂妻夫『ヨギ ガンジーの妖術』新潮文庫1984年初版を再読。七篇を収録。それぞれの副題が「心霊術」「遠隔殺人術」」「予言術」など、いかにも怪しい術を使う怪しい人物のトリックを見破るヨギ ガンジー。ヨギとはヨーガ行者のこと。どれもあっとビックリの種明かし、じつに面白い。そしてどの作品もそうだけれど、すっといい後味。緑陰読書に最適。これは昨日の『しあわせの書』の前作に当たる。

 「心魂平の怪光」に評判の美人アナウンサー赤染明子が出てきたけど、どこかで見た名前だなあと、『泡坂妻夫大事典 エンサイクロペディア アワサカナ』怪の会1999年を開くと、『しあわせの書』にも出ていた。この事典、ほんと便利だ。しかしこのA4判300頁の事典、発行部数はたった200部。3,500円は安かった。

 裏表紙の惹句から。

《 人生に退屈しているアナタへ贈る必笑・妖術講座! 》

 うーん、カリブ海音楽を聴きたくなった。お、You Tubeの MAYA ね。

 ネットの見聞。

《 本来、サブカルチャーの世界は既成の文化に物足りない人たちのための表現をする場だったところもある。 》 文壇高円寺

 ネットの見聞。

《 これだけの猛暑で電気が欠乏しなかったら、最早、量においては何の問題もないな。2年もあればそれだけの転換はできる。 》

 ネットの拾いもの。お盆。

《 遺影かと思って帰り際に合掌礼拝したら、壁に貼られた韓流アイドルの雑誌の切り抜きだった。 》

《 麦茶と間違えて蕎麦つゆ出てくる。2度目。 》

《 一人暮らしの伯母はキュウリやナスで馬を作らない。亡くなった伯父が早く帰って来るようにと、馬より早いトミカを飾る。伯父は運転しない人だったので、黒塗りハイヤートミカ。ここ数年でトミカを飾るのが流行しているらしい。 》