昼の空は異常に暗いのに雨風ともにほとんどない。台風は今いずこ。午後には日が差してくる。畳の上に大の字になる。気持ちよい風が吹き抜けてゆく。
北村薫・宮部みゆき 編『名短篇、ここにあり』ちくま文庫2008年7刷を再読。最近読んだのに、筋の大方を忘れている。収録作品。
となりの宇宙人(半村良)
冷たい仕事(黒井千次)
むかしばなし(小松左京)
隠し芸の男(城山三郎)
少女架刑(吉村昭)
あしたの夕刊(吉行淳之介)
穴―考える人たち(山口瞳)
網(多岐川恭)
少年探偵(戸板康二)
誤訳(松本清張)
考える人(井上靖)
鬼(円地文子)
再読して、「となりの宇宙人」一篇で、私は十分満足。名短篇の選出、難しいものだ。
ネットの見聞。
《 シリアは極端な例だが、アラブ諸国は程度の差はあれ全て言論の自由のない強権国家なので、アラブ地域研究者は全て程度の差こそあれ研究対象国の政権の批判をしない曲学阿世の徒。比較的自由だったエジプトでさえ「アラブの春」の前にムバラクの独裁、腐敗、人権侵害を強く批判した研究者はいなかった。 》 中田考
《 これは個人の倫理的資質には還元できない構造的な問題。私が一貫して中東イスラーム世界の全ての領域国民国家を反イスラーム国家として批判し続けているのも、宗教的信念によるからであると同時に、本業が地域研究ではなくイスラーム学なのでどの国に入国できなくなっても困らないからでもある。 》 中田考
《 大英博物館の日本セクションで展示の丸尾末広の絵の解説。エログロの説明を真面目な文体で。 》 Yo Okada-Howells
大英博物館の懐の深さというか見識というか。
ネットの拾いもの。
《 男性の下ネタはちょっとファンタジーで幼児性があり、下ネタで盛り上がってるときは少年のような顔をしてるけど、女性の下ネタはドキュメンタリー性が高く、 それを聞いた男性はだいたいが『うわぁ…』って顔でドン引く。例えるなら 女性の下ネタは実録警察24時で 男性の下ネタはこち亀。 》