『ビブリア古書堂の事件手帖3』

 三上延ビブリア古書堂の事件手帖3』メディアワークス文庫を読んだ。1と2は、知人女性が面白いから、と貸してくれて読んだ。プロローグとエピローグを挟んで三話からなる。第一話が「ロバート・F・ヤング『たんぽぽ娘』(集英社文庫)」。12日に話題にしたものだ。

《 創元推理文庫の『年刊SF傑作選2』と文春文庫の『奇妙なはなし』。ニ冊ともカバーがなく、高価なものではなかった。 》

 ここに出ていたか、『奇妙なはなし』。このあらすじ紹介を読めば、誰でも本編を読みたくなるわ。ここで名前が出ているボブ・ショウ『去りにし日々、今ひとたびの幻』サンリオSF文庫1981年初版、アントニイ・バージェス時計じかけのオレンジ』ハヤカワepi文庫2008年初版は持っている。後者は映画も観ている。印象は薄い。

 昨日ブックオフ函南店で角川春樹の第二句集『信長の首』牧羊社1982年初版函帯売り上げ(補充)カード付105円を買ったが。

《 店に置いてても売れないので句集などは見切りをつけてアマゾンに安値で放出。その他、結構名のある人のものでも初期のレア本でもないかぎりアマゾンでは1円から数百円程度でしか売れない。これが現実なのか。 》

 と某古書店がブログで嘆いているが、私が出入りするブックオフでは105円の句集歌集の回転が早い。三週間でほぼ総入れ替えではないかな。だれが放出するのか十数冊まとめて出る。昨日は角川春樹の処女句集『カエサルの地』も並んでいた。見返しには為書きと一句。知らない人だ。サインがないので買わなかった。ネットオークションでは司馬遼太郎のニセサインが出回っていると、某出品者が注意を喚起していた。

 先だって年上の男性から声をかけられた。K美術館に来たことがあると言う。三島の自宅に日本で一番高い値で売られている現役写実画家の絵を見に来てほしい、という。私の手帳に住所と電話番号を書いてよこした。持参する画商から買って数百万円のニセモノをつかまされたこともあるとか。見せたい絵は、画家本人が本物と認めている、と。

 思い出すのは北一明氏の発言。

《 オレの作品は誰も作れないからニセモノはない。 》

 ネットのうなずき。

《 安倍総理、福島の米や魚を食べてアピールするより(食っちゃいないだろうが)、福島に引っ越して住んでくださいな。これくらい住民に安堵感を与える行動はないと思いますよ。歴史に残る偉業です。 》 藤岡真

 ネットの拾いもの。

《 あっと言う間にカビキラー1本を使い果たし、2本目に突入。
  壁面から天井から、すべてカビキラーまみれにして、しばらく放置してから洗い流すと、さすがにカビで黒ずんでいた壁がまっ白になる。
  しかし、作業を終えた時点で体中にカビキラーが染み込んでしまったような感じで、すっかり気分が悪くなってしまう。 》

 友だちにカビキラーをよく使う人がいるけど、2本は使わんなあ。

《 百歳を超えた人は人間アンティークなのか。 》