グリーンデータ

 開戦記念日。午前中は会議室で源兵衛川の植物の勉強会、午後は川を歩いて植物の観察と外来種の除去。講師は富士山自然誌研究会代表 菅原久夫氏。今日の収穫。植物の評価とグリーンデータ。

《 現生種の評価(定着度指数)の試み

  5項目の評価
   1 自生の時期(縄文〜平成)
   2 生活環境の自然度
   3 定着、移入の手段
   4 分類群の異質度
   5 生物地理上の異質度
  以上の5項目をそれぞれ5点、合計点で評価、25点が最高点となる。 》

 源兵衛川で評価すると、セキショウ、フサモが25点、セリが24点、ヤナギモ、カワヂシャが23点。これらは保護、重要保護。低いのは、ホテイアオイが9点、コカナダモ、オオカナダモ、セイタカワダチソウが10点で、有害植物。レッドデータ(希少種)からグリーンデータ(普通の植物全体の保全)へ。

 昨日購入した川村二郎『日本廻国記 一宮巡歴』講談社文芸文庫は、全国六十八ヶ所の一宮参拝の記録。わが街三島の三嶋大社も当然ある。「五 伊豆 三島神社」。

《 ついでにいうと、神名帳ではこの社は伊豆三島神社だが、今は三嶋大社と称している。戦前大社を唱えていたのは出雲大社一社だけで、これにはしかるべきいわれがある。しかし戦後になって、(引用者:略)新たに大社を名乗る例が増えたのは、おそらく官幣ないし国幣の大社という社格を剥奪された無念さから、並の宮ではないぞよと自己顕示的に強調しているのだろう。大きく見せようとするとかえって小さく見える好例である。 》

 大社と神宮の違いは考えていたけれど、これは知らなかった。地元民として恥ずかしいわ。

 ネットの見聞。

《 何十年もずっと「軍靴の音が聞こえる」とおどかし続けているが、とくに何も変わってないんじゃね? というツイートをいくつか見た。原発も実はそうだった。反対派は何十年間も爆発の危険を訴えたが爆発は起きなかった。人々が安心し切って、反対派の声を単なる寝言として忘却したときあれが起きた。 》 森岡正博

《 【鳩山政権が続いていたら、今どの様な政策となっているか】

(1)原発再稼働はない
(2)TPP参加はない (米国の年次要望書受領を中止)
(3)消費税の増税はない
(4)集団的自衛権参加への動きはない
(5)秘密保護法への動きはない             》