「消えたタンカー」

 寒い朝。焚火が恋しい。晴れて風は無し。元気が出て、源兵衛川へヒメツルクサ刈りへ。きょうはゴミ袋一杯。軽く汗。これで今年の川の清掃は終わり。

 午後ブックオフ三島徳倉店へ自転車で行く。山本義隆『磁力と重力の発見 1』みすず書房2004年9刷帯付、道尾秀介『片目の猿』新潮社2007年初版、橋爪大三郎大澤真幸『ふしぎなキリスト教講談社現代新書2012年12刷、日本推理作家協会・編『ミステリー傑作選 Spiral めくるめく謎』講談社文庫2012年初版、計420円。いい買いものをした。

 西村京太郎『消えたタンカー』カッパノベルス1980年25刷を読んだ。1975年初版刊行。冒頭一行。

《 十二月五日。午後五時三十分。 》

 読むのにいい時季だ。赤道近く、インド洋の穏やかな午後。

《 「前方に火災! 」
   と、見張員(ワッチマン)が怒鳴った。 》

 巨大な火柱。タンカー火災だ。炎上した巨大な船はインド洋に沈んだ。怒涛の出だし。そして舞台は東京。十津川警部にお呼びがかかる。タンカー炎上事故の生存者が次々に殺されてゆく。何故に。そして事件の落着に疑問をもった十津川警部は、地道に真相を追究してゆく。鮎川哲也の鬼貫警部を彷彿させる。そして十津川警部は海外へ飛ぶ。ついにて驚愕の真相へ辿りつく。インド洋を跨いだ壮大なミステリーだ。いい伏線。最後の一行がまた効く。ミステリの面白さを堪能。1975年の時点でなければ出来なかったミステリだ。けれども時代の制約を超えた面白さ。

《 私は、世界を支配しつつある石油(オイル)の奇妙な魔力と、消えゆく海のロマンへの挽歌を、この作品の中で書いてみたいと思った。 》 「著者の言葉」

 海路から鉄路へ、か。

 ネットの見聞。

《 "disappointed"って英語、日本語の「失望した」位の程度じゃなく、「みそこなった。今後は評価を(対応も)改める」位の重いニュアンスのように思う。 》 曾我逸郎

《 安倍晋三を一言でいうと、幼稚な狂気である。普通なら相手にされないのだが、自民党が総裁にしたから、民族の悲劇になってきた。日本人は政治的民度が低いので、まだ気付いていないが、世界はこの男の危険性を見抜いている。靖国参拝を批判したのは、米国・中国・韓国・ロシア・EU・台湾などだ。 》 兵頭正俊

 ネットの拾いもの。

《 名古屋があまりにひどいので目立たないが 静岡―桑名間は知る人ぞ知る「太平洋ブスベルト」
  行けども行けどもアグリーな女の産地ばかりが続き しかも地黒のため、
  外国人旅行者は日本=東南アジアと誤解してしまう。  》

 世界で最高の美顔100を鑑賞。キスしたくなる好みの女性の番号を控え、あらためて観るとどうも違う。浮気性なのかなあ。
 http://www.youtube.com/watch?v=IdMa692o0AQ