毎日新聞昨夕刊、「特集ワイド」は政治思想史家・丸山真男(1914-1996)の言葉が紹介されている。文・小国綾子。
《 <社会主義について永久革命を語ることは意味をなさぬ。永久革命はただ民主主義についてのみ語りうる(略)民主主義は制度としてでなく、プロセスとして永遠の運動としてのみ現実的なのである>。つまり、単なる制度ではなくて、支配される人民が、支配する側になるという過程が繰り返されることで、民主主義は実現される。このことが忘れられた時、<「人民」はたちまち、「党」「国家」「指導者」「天皇」等々と同一化され、デモクラシーは空語と化す>というのだ。 》
《 <理念と運動としての民主主義は、何十年も前にいったことをくりかえすのは気がひけるけれど、「永久革命」なんですね。(略)どんな制度になっても民主主義がこれで終わりということはない。絶えざる民主化としてしか存在しない>。 》
《 亡くなる前年の95年12月4日、東大時代の教え子たちに言ったという。「みなさん、横につきあってください」 》
《 <最後に理屈を言いますならば、他者感覚のなさということです。(略)他者との対話が非常に欠乏しているということです>。例えば考えが似た人や同じ職場の人とばかりつきあう傾向が特に日本では強いと指摘し、そうして繰り返した。「皆さん、どうか、横につきあっていただきたい」 》
元内閣参与で社会活動家湯浅誠(44)は東大で丸山真男の弟子に日本政治思想史を学んだ。
《 湯浅さんは内閣参与の経験を通して思い知った。「正しいことをいくら叫んでも社会はなかなか変わらない。正さだけでは広がりを持たない。貧困問題も脱原発も。異なる考えを持つ人にどうつながるか、どう伝えるか。私が今やりたいのはそこです」 》
《 「横につきあってください」は今を生きる私たちに残されたメッセージだ。 》
以前にも書いたが、荒川洋治詩集『心理』みすず書房2005年初版、その表題作から。
《 昭和二十年 終戦の年の十二月
静岡県三島市に「庶民大学」の序章は生まれた
講師は三十一歳の
東大助教授丸山真男 》
いけねえ、横へずずず−っと逸れてゆく。黒田三郎の詩「そこにひとつの席が」。
《 そこにひとつの席がある
僕の左側に
「お座り」
いつでもさう言へるやうに
僕の左側に
いつも空いたままで
ひとつの席がある 》
そして加藤郁乎の俳句。
《 晩餐や不在を飾る咳ひとつ 》
ネットの拾いもの。
《 男性が一緒に鍋をつつきたい女性芸能人ランキング 1位:綾瀬はるか 2位:石原さとみ 3位:堀北真希 4位:ベッキー 5位:新垣結衣 》
《 いつだったか母親が「綾瀬はるかはジャイアントロボに似てる」と言ってからもうそれにしか見えない 。 》
《 ×味噌捏ねる→○見損ねる なんで変換の最初の候補にこんなもんが。 》