「芸術はおもしろい」

 某ブログにエドワード・D・ホック『サイモン・アークの事件簿V』 創元推理文庫を購入とあり、ホックの本を眺める。『ホックと13人の仲間たち』ハヤカワポケットミステリ1978年初版を先ず買ったかな。それからハヤカワポケットミステリでは『密室への招待』1981年初版、『怪盗ニック登場』(入院中の知人女性に贈った)、『怪盗ニックを盗め』1979年初版、『怪盗ニックの事件簿』1983年初版。このニックもの三冊はハヤカワ文庫で再刊(2003年)されている。続いてハヤカワ文庫オリジナルで『怪盗ニック対女怪盗サンドラ』2004年が、短編アンソロジー『夜の冒険』2010年が出ている。他に『コンピュータ404の殺人』1980年初版。対する創元推理文庫からは『サム・ホーソーンの事件簿』が1から6まで、『サイモンアークの事件簿』は2だけ、創元では他に『夜はわが友』。あとは『革服の男』光文社文庫1999年初版。それから『こちら殺人課』講談社文庫1981年初版。昭和の時代にはよく読んだけど最近沙汰止み。今はブックオフで105円文庫を探している。こんな無駄書きをして、修善寺へ向う知人画家の車を待つ。そろそろ時間だ。

 午後伊豆市修善寺の小学校で、五、六年生を相手に「芸術はおもしろい」という題で一時間ほどお話をした。話を交えて、一昨日書いたモノを順次長机に展示、そのつど子どもたちに自由に持たせる。最後にグリコキャラメルのオマケの木のオモチャ十点ほどを抽選で贈った。最高に盛り上がった。先生まで「どこで買えますか」と聞きにくるほど。十年ほど前のモノだからもう売ってない。楽しく賑やかに終了。一緒に行った人たちも良かった、と顔をほころばせていた。やれやれ。午後五時帰宅。ふう。ドタン、休。
 友だちがフェイスブックにあげてくれた。

《 今日は画家の北斎道子さん達とK美術館館長(2012年12月閉館)と修善寺小学校で「アートは楽しい」のK美術館館長の講演のお手伝いでした。こつこつ修行のようなアートと、アイデア・ひらめきの楽しいアートについてを明治時代の緻密な版画等を実際に虫めがねで見てもらい、木片や石に描いた楽しいアートの数々を紹介。そして、修善寺には多くの作家が育っており、豊かな自然は都会に住む人達のあこがれだと言葉を結んだ。子供たちは席をたって前に来てわいわい手でさわって作品を確認していました。
 一番盛り上がったのが10年以上前のグリコの木のおもちゃのおまけの抽選会。あみだくじできめようと10コのおまけをめぐって引いた線が20本以上、その上にそれぞれ名前を書き黒板は子供達でぎゅうぎゅう。途中、子供たちから「欲しいけど線が足りないから参加できない」との苦情。私は又、線を5本ほど増やし、線の真下のおもちゃを置き、そのまま、あみだくじにせず、ストレートに当たりを決めた。(線の多さに圧倒され横棒を引くのが大変で時間がかかると思ったので・・・)素直な子供達と接して、とても楽しい時間を過ごした。起立、礼!ありがとうございました。 》

 ネットの見聞。

《 哲学をもっとも哲学らしくしていくのはその論理に内在するところの狂気の部分だろうなあ。それも奇を衒った狂気ではなく、論理を誠実に煮詰めて行った結果必然的に輝くに至った狂気。プラトン、カント、ヴィトゲンシュタイン道元らにはそれがあり、一生かけてそれを育成している。 》 森岡正博

《 究極のところ私が真にこだわっていた学問は、数学、物理学、哲学だったのだろう。最終的に私は人間と文章への抜きがたい関心によって哲学を選択したのだろう。それらがまったく視野に入ってこない数学と物理学に自分を賭けることができなかったのだと思う。 》 森岡正博

 昨日ブックオフ長泉店でジェレミー・J・グレイ『ヒルベルトの挑戦  世紀を超えた23の問題』青土社2003年初版帯付105円を買った。門外漢だけど数学問題の解決に惹かれる。

 ネットの拾いもの。

《 病院で同室の爺さん達が半沢直樹について話しているのだが、あの決め台詞がどうしても思い出せないようで「皆殺しだ!」とか「ここで終わりだ!」とか物騒なセリフを次々に生み出している。 》