「叢書 ウニベルシタス」

 三島市の南端、松毛川河畔の放置竹林伐採ボランティアに参加。きょうは女子大生がいないので張り切らない。そのつもりだったけど、つい頑張ってしまった。暑くてしばしワイシャツ一枚に。ふう。すごい音のする竹破砕機で竹を粉砕するのだけれど、竹と一緒に自分の手も引き込まれる気がして、機械には手を出さず。小心者です、はい。
 午後三時過ぎ帰宅。コーヒー一服。一息ついてバレンタインにいただいたチョコレート・トリュフを賞味。四個食べてしまう。昔チョコレート・トリュフをよく作った。食べ過ぎて気持ち悪くなった。四個では何ともない。

 法政大学出版局の「叢書 ウニベルシタス」が1000号刊行、記念フェアが都内の書店で催されている。

《 【フェア】書店員の間では通称「ウニちゃん」と呼ばれている(?)ウニベルシタス、こちらでは番号順に並べてます。在庫僅少本も出してもらっています。法政大学出版局のこれだけの偉業を目の当たりにする機会はそうそうないはず。ぜひウニ世界をご堪能ください! 》 ジュンク堂池袋本店人文担当

《 このフェアでは、法政大学出版局の力の入ったウニベルシタスブックレットを無料でさしあげています。写真、光が反射してしまったのですが、なんと箔押しですよ!無料なのに!読み応え充分のブックレットです。  》 ジュンク堂池袋本店人文担当

 本棚の叢書を眺める。いちばん古いのはガストン・バシュラール『空と夢  運動の想像力にかんする試論』1968年初刊1984年14刷。これは叢書の2番だ。見返しに鉛筆で1300と書いてある。古本屋でこの値段で買ったのだろう。先だってブックオフ長泉店で買ったロジェ・カイヨワ『自然と美学』1972年初版は36番。今気づいたけど、「47、12/25 三島市文盛堂」と鉛筆の書き込み。我が家から徒歩十分の書店。そして新刊で購入したリーアン・アイスラー『聖杯と剣  われらの歴史、われらの未来』1991年初版。これは329番。たった三冊。どれも未読だ。あれあれ。いや、読む楽しみがある。

 ネットオークションにポール・ギャリコ『雪のひとひら』新潮社が出品されていて、ふと本棚を眺めたら、当の本があった。帯に隠れて、まさか深沢幸雄氏の銅版画だとは気づかなかった。不覚也。本文にはカトットがたくさん。手元にある深沢作品を表紙に使った本は、山田正紀『地球・精神分析記録』徳間文庫1981年初版、『ファンタジーへの誘い 海外SF傑作選』講談社文庫1977年初版。他に星新一大藪春彦の本を確認しているけど、未入手。

 ネットの見聞。

《 『もう、こういう全集は売れないのー』と言って本の束を持ってきてくださる。『そうなんですよね』と答えるしかないのがサビシイ。 》

《 LP盤の位でいうと、180g盤ぐらいエライ、ということになりそうだ。 》

 昭和の世代にはワカル180g盤。

 ネットの拾いもの。

《 社長がシュレッダーの前で紙を持って立っていた。
  「なあ、君。秘書が帰ってしまってね。君は、これ動かせるかね?」
  課長「出来ます」
  そして彼は紙を挿入するとスタートボタンを押した。
  「良かった!」と社長は紙が機械に飲み込まれていくのを見ながら言った。
  「コピーは1部でいいぞ」                                》