「エッフェル塔の潜水夫」

 雨なので家でぶらぶら。昨日の大学ゼミのOB会幹事からメール。

《 昨日はお疲れさまでした。ぼくらはあの後、カラオケに行き、6時頃に解散しました。
  はちゃめちゃな会ではありましたが、あなたの嬉しい報告もあり、
  いつになく盛り上がった楽しい宴会になったと思っています。  》

 カミ『エッフェル塔の潜水夫』筑摩書房1969年初版を読んだ。原作は1929年の出版。翻訳が出た当時読んだ気がする(やはり読んだようだ)。潜水夫がセーヌ川から引き上げた溺死体が再び川へ落ち、再び潜った潜水夫は、奇怪な潜水夫たちが溺死体を拉致するのを見て呆然とする。その潜水夫は、後日エッフェル塔で首吊り死体で発見された。誰が何のために、どうやって? エッフェル塔と潜水夫をめぐる怪奇現象はその後も起きる。

《 ブールボン宮を背景にして、そこから浮き出るように、黒い帆をはった大きなマストが徐々に現れてきたではないか。(中略)それは呪いのオランダ船だった……世界の海上を、はてもなくただよい行く船……その姿は大きく──しだいに大きくなって不吉なマストはクッキリと灰色の夜空に描きだされた。なんという奇怪にも恐るべき光景であろう。 》
《 それから数日後、ニューヨークの港をはじめアメリカの海岸数か所に、同時に幽霊船が現れた。しかも警官隊がそばに近づこうとすると、船はいつのまにか姿を消していた。 》

 エッフェル塔のレストランで働く十七歳の二人の少年が大人たちと協力して奇怪な事件の謎を追う。ほのかなユーモアにくるまれた描写が、幽霊船などの怪奇現象の重苦しさを救っている。思わず惹き込まれる冒頭からハラハラドキドキの連続。そして暴かれる真相。大団円。ほどよい読後感。

 ネットの拾いもの。

《 新入社員最終面接が連日続いてるが、女子の七割が黒目を大きくするコンタクトを着用。うちの役員は全く気付かず「目力凄い」と感心してる。…騙されてる男がこんな近くにもいた!って事は面接には有利って事? 》

《 「煮物は冷めていく時に味が染みるのよ。愛と同じね」 》

《 老人力というよりは老人魅力 》