「青空」

 マリア・ジョアン・ピリスの弾くピアノ、『ショパン 夜想曲集』を聴くと、夜空の深淵から星々の破片断片がキラキラと降り注ぐ情景が浮かぶ。そして連想が山中智恵子の短歌へとつながる。

   星空のはてより木の葉降りしきり夢にも人の立ちつくすかな

   人の世のあそびのごとき雲流れ夜のもみじのはるかなりしか

   ふりさけて旗も昏れれば鉄線の花散る音を人は聴きつや

   漆黒の夏なりしかなまぼろしを軽羅にまとひ鳥鳴きて過ぐ

 以上、歌集『青章』国文社1978年初版より。

 以下の某ネットの書き込みを読んで、ブルーハーツのシングルCD『青空』をかける。

《 ブルーハーツ「青空」は、「♪生まれたところや 皮膚や目の色で〜」が鮮烈なのですが、それを挟む前後がまた暗喩的で素晴らしい。「カッコつけた騎兵隊が インディアンを撃ち倒した」「運転手さんそのバスに 僕も乗っけてくれないか」「こんなはずじゃなかっただろ? 歴史が僕を問いつめる」 》

《 「運転手さんそのバスに 僕も乗っけてくれないか」という歌詞は最初意味わからなくて、あとから公民権運動の話とか知って「あー、このことかー」って思ったなそういえば。 》

 別のサイトの書き込み。

《 名誉アーリア人名誉白人も要らん、日本人は日本人だ。 》

 CDのもうひとつの収録曲、「平成のブルース」。

《 名ヨ白人がいい気になってらあ 》
《 お金があったらサベツもこわくねえ 》
《 強行サイケツ問答無用さ 》
《 ヒガイ者面して何言ってやがる 》

 朝、急に頼まれ、午前中は午後の集まりに参加する二十人ほどを源兵衛川へ案内。鶯が鳴いている。午後はグラウンドワーク三島主催の「川の希少種保全フォーラム」へ。会場が自宅そばなので欠席するわけにもゆかず。

 ネットの拾いもの。

《 増税前にと腐らないものをまとめ買いでポチったりしてるが、ペットボトルとか缶ビールとかをケース買いしてどこに置くんだということに今気がついた……。 》