「 NOJIMA PLAYS LISZT 」

 新聞朝刊に全国地価調査が載っている。住宅地では三島市と西隣の清水町、北隣の長泉町、南隣の函南町の地価は上昇。昨日話題の北隣の裾野市は据え置き。地価の変動の素は、気、気配そして雰囲気。人気があれば地価は上がる。地域の人気を上げるのには何が有効か。つまるところ、その地域、場所にかかわる人たちのセンス、品位が決め手。

 時代はCOOL!からLIKE!へ、格好いいからCOMFORT(ほっとした気持ち)へ、と言われ出している。心の落ち着くほうへ時代は移りつつあるように感じる。

 深沢幸雄氏から新しい画集『深沢幸雄 市原市所蔵作品集』市原市市原湖畔美術館を恵まれる。お住まいの市原市に寄贈した銅版画、ガラス絵、書など約五百点総カラー印刷のハードカバー本。壮観。深沢氏からは銅版画、書そしてぐい呑みなど多くのものを戴いている。ありがたい。どれにも深沢幸雄ならではの「存在のユーモア」といった品格、気品を感じる。得難いことだ。まさしくLIKE!とCOMFORTだ。

 野島稔のピアノ演奏『 NOJIMA PLAYS LISZT (ノジマ・プレイズ・リスト)』1986年録音を聴く。強靭な集中力と超絶的な技巧が見事に融合され、際立つ構成力と品格ある精神性に耳がそばたつ。「ラ・カンパネッラ」なんか、清冽きわまりない響きが夜の天空に舞う。脱帽。

 ネットの見聞。

《 ぼくは、「誰が悪かったのか」より「どこに問題があったのか」に、「どこに問題があったのか」より「どうやって問題を克服すべきか」のほうにより関心があります。そして、「より厳しい規則で問題を克服」というイージーソリューションは嫌いです。 》 岩田健太郎

 ネットの拾いもの。

《 書店の入口で展開していたCD付き『JAZZ100年』の外販で、スタッフの若い女性(ジャズのことはたぶんまったく知らない)が近寄ってきたオジさんに「いかがですか〜ジャズってかっこいいですよね〜」と話しかけて「ん?おい、ジャズってのはさ」という感じでかなりからまれる結果になっていた。 》

《 視聴率ガチンコ対決! 『相棒』(15.2%) VS. 『相撲』(13.8%) 》