「長い廊下がある家」

 伊豆高原で五月二日から開催される「牧村慶子展」(企画ギャラリー・カサブランカ)の展示のお手伝いをする。朝、伊豆修善寺駅 に降りると駅舎は一年前と一変、改築されていた。併設されたセブン・イレブンの営業時間は午前六時半から午後九時半。どこが7− 11じゃ。
 昼に展示を終え、近くの彫刻家重岡建治氏のアトリエを訪問。重岡氏の弟さんご夫婦に会い、北一明氏が去年亡くなったことを確認。 持参された茶碗を拝見。見方を述べる。友人知人から「何でも鑑定団」みたいだ、と言われる。たしかに。

 昨日の水原紫苑『あかるたへ』の歌、

《  長き廊下の向こうに見ゆる人影ゆはろけき殺(せつ)の匂ひただよふ  》

 に押されて有栖川有栖『長い廊下がある家』光文社2010年初版を読んだ。四作品を収録。表題作では東西の家をつなぐ百三十余 メートルの廊下(地下道)の真ん中付近で人が刺し殺される。三人の容疑者には不可能な殺人。ではどうやって。予想したトリック だった。綾辻行人時計館の殺人』とエラリー・クイーン『神の灯』を合わせたような。

 ネットの見聞。

《 まぁ、フクシマが片付いたら、再稼働でも何でもすりゃいいよ。あんなモノ抱えたままで、再稼働もないもんだ。 》

《 悲劇の都営三田線 大手町駅が「大手町」にない理由 》
 http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK2301E_T20C14A4000000/