昨日の石持浅海『玩具店の英雄 座間味君の推理』の前作に当たる 『心臓と左手 座間味君の推理』カッパノベルス2007年初版を読んだ。 七短篇を収録。『玩具店の英雄』とは違って警視と年下の座間味君、男 二人だけ、新宿の飲食店での会話で進む。あ、そうかもしれない、と驚く 意想外の見方が提示される。この捻り技は頭の屈伸に向いている。最後の 「再会」にはじいんときた。涙腺が……。
ネットのうなずき。
《 「読むため」「集めるため」「眺めるため」「撫で擦るため」など、 いろいろ本を買う目的はあるだろうが、一番危険なのが「念のため」 である。 》 中野善夫
昨日は芦辺拓『グラン・ギニョール城』創元推理文庫の辻真先の解説 を目にしながら、持っていたかなあ、と考え込んだ。結局棚へ返した。 部屋には元本の原書房版があった。やれやれ。でも、解説目当てに買う かもしれない。……文庫文棚には『グラン・ギニョール城』が。ああ。
ネットの見聞。
《 この体験から私が思う必要な訓練は
「知らない人についていかない」といった言い聞かせではなく
知らない人に誘われたら、
「誰かに言ってくる!」と答えて、誰かに言いに行く。
という訓練だと思うのです。 》
《 野田政権から安倍政権に移るとき、他に選ぶ党がなかったから自民党を 選んだというが、景気が回復するどころか給料は上がらないはボーナスは でないわで散々な目に遭っている。最低限必要な食費や光熱費は上がる ばかりだし。自民党を選んで何もいいことはなかった。 》
《 なんで復興予算一兆円無駄遣いよりも、号泣野々村の数百万円の ほうが騒がれるんだ? 》