ゴジラ滑り台

 新幹線三島駅北口を出て左(西)へ五分ほど歩いていくと、土狩街道 に交差する。その交差点を左へ、新幹線を潜ると「御嶽堂公園入口」 バス停がある。
 http://bustei.publicmap.jp/spot/357961
 その脇には高さ五メ−トル位のコンクリート製の立方体建造物と「水神」 の小さな石碑。長泉町役場に問い合わせたところ、丁寧な返事がきた。 一部を転載。

《 このコンクリートの施設は給水用のタンクで、過去には近くに井戸が あり、近隣の三軒家地区に給水する簡易水道施設の名残であるようです。
  町の水道事業の普及に伴い廃止され、取り壊し費用等の問題から現在まで そのままになっていると思われます。
  施設自体の所有者は不明ですが、土地の所有者は近隣の住民です。
  また「水神」の石碑についてですが、当町の文化財展示館に問い合わせた ところ、昭和9年9月に建てられた水道建設記念碑で、水道施設の完成を祝って 作られたものとのことです。 》

 ぜひ遺すように、と返事した。遺す、といえば、一昨日自転車で走って 出合った物件、ゴジラの滑り台。背中が滑り台。高さ三メートルほど。今 でしょう。けっこう古い感じなので、見るのは今のうち。三島市の長伏公園 にある。
 http://gokouen.dip.jp/nagabuse.htm
 そこから脇道に入って行ったのだけれど、ブロック塀の模様が凝っていた。 これは使い捨てカメラに撮りそこねた。戻ってくるつもりで先へ行ったら、 暑くて戻る気力が失せた。最近オモシロ物件が見当たらず、くさっていたけど、 三島市南部、清水町と沼津市が入り込んでいる地区は昔の名残がそこかしこに あって期待できる。地名は駿東郡清水町久米田(くまいでん)。境川周辺の 低地。昔はホタルがよく飛んだと聞いている。

 こんな猛暑日の午後三時、行くというので、私の歳の半分もいかない自転車 女子と、一昨日走ったコースを走る。柿田川の湧き水で喉を潤し、ミニ・ ストップでソフトクリームを賞味。午後五時半帰宅。

 ブックオフ長泉店で三冊。道尾秀介『月と蟹』文藝春秋2010年初版帯付、 ミヒャエル・エンデ『自由の牢獄』岩波書店1995年5刷、辻原登『新版 暑い 読書 冷たい読書』ちくま文庫2013年初版帯付、計324円。

 ネットの見聞。

《 理研や東大、京大のようにお金が中心の研究機関では「著者になることの 貸し借り」が日常的で、その結果、若山さん、笹井さんなど一流の先生が 「論文内容は知らない」という発言を平気ですることになっています。

  もし、毎日新聞が誠意のある新聞で日本の研究のことを心配して記事を 作っているなら、今回のSTAP事件での取材対象は全く違っていたでしょう。 》  武田邦彦
 http://takedanet.com/2014/07/post_f288.html

《 中国の経済も政治も予断を許さないが、文化的な交流に関しては 相変わらず驚くほど友好的。日本の建築家が設計し、日本のディレクターが 企画した展覧会でも、驚くほど人が来てくれる。 》 原研哉

 ネットの拾いもの。

《 「おばあさん、どうしておばあさんのHDDはそんなに大容量なの?」
  「それは……windows updateをダウンロードするためさ!」  》

《 こないだの対談の写真が上がってきて「あはははは誰だこのブス」と 指差して笑ったら自分だったという現実に今かるく錯乱している。 》