「町かどのジム」

 晩、白砂勝敏氏の車に同乗、氏の新作木彫造形作品を鑑賞。二メートルを超える 作品は今までと違って、三つの木材の寄せ木。新作を見ると、前の作品が 青かったな、と思う。洗練と逸脱あるいは異化。どんな選評が発せられるか、 楽しみ。

 エリノア・ファージョン『町かどのジム』福武文庫1990年初版を読んだ。 町かどのポストのそばにすわっているホームレスの八十歳のジムの 船員時代のほら話に耳を傾ける、近所に住む八歳のデリ−。二人に芽生えた友情。 さりげなくいい話。訳者松岡享子の「あとがき」から。

《 エリノアの学校は、家じゅうにあふれていた書物でした。 (実際ファージョン家では、いたるところに本を置き、それでもまだ 置き場所が足りず、本を置くためにだけ、べつの家に一部屋借りていた ということです。) 》

 ネットの見聞。

《 6〜7つある本棚に入りきらない本が、1m以上の山に積んで6つくらいある。 》  福山知佐子
 http://chitaneko.cocolog-nifty.com/blog/2014/08/index.html#entry-95787510

 私は六十センチで止めてある。それでも高い。その山が十九、二十……。

《 以下の発言、読み比べてみると、自民党の異常さが浮き彫りです。

  天皇陛下「日本は、平和と民主主義を守るべき大切なものとして、日本国憲法を作り」
  安倍首相「みっともない憲法ですよ、はっきり言って」
  船田元 「立憲主義を守ると国が滅ぶ」
  西田昌司 「国民に主権があるなど異常な事だ。 》 m TAKANO

《 「若い人には、憲法は人を縛るものと思っている人が多いが、 憲法は国民が国を縛るものなんです。 政府をも規制する権利を持っていることに気付いてもらいたい」 》