「 本の整理 」つづき

 ブックオフ長泉店へ段ボール箱一箱を持って行く。900円也。芦辺拓『三百年の謎匣』 早川書房2005年初版帯付、宇田川武久『鉄砲伝来  兵器が語る近世の誕生』講談社 学術文庫2013年初版帯付、計216円。

 帰りがけにスーパーに寄りダンボール箱をもらう。文庫本は段ボール箱に収納、単行本を 処分用ダンボール箱に入れる。今まで鮎川哲也小林信彦高木彬光都筑道夫山田風太郎横溝正史らの文庫本を段ボール箱に収めてきたけど、今回は作家別ではなく文庫別に収納。 一昨日までに岩波文庫河出文庫、中公文庫、講談社文芸文庫講談社学術文庫それに 美術関係の文庫本を収納し、昨日今日で創元推理文庫ちくま文庫、ハヤカワ文庫、ハヤカワ ・ポケット・ミステリの大方を段ボール箱に収納。これらは作品の傾向がはっきりしているから、 本を探すのにさほど手間取らない。角川、講談社、光文社、集英社、新潮、文春は百花繚乱なので、 段ボール箱には不向き。ついでに島田荘司東野圭吾の単行本も別の段ボール箱へ。 収まりきらない本は処分へ。ふう。整理をしていて気づいた。夏にするものじゃあない。 今だからできる。少しがんばりすぎたかな。これ以上すると腰を痛めるわ。

 さて、平らな段ボール箱の上を開けると文庫の背が二列にぎっしり。一目で確認できる。 そんな箱は積むわけにはゆかない。階段の左側に置いてある。必要な時は右に引いて上を 開ける。階段の左右が狭くないのでこれができる。しかし、あと何段あるか。……ないわ。

 本棚の前を三重の山脈で塞いでいた積読本が徐々に開き、本棚の下部の本を確認できた。 イタロ・カルヴィーノ『木のぼり男爵』白水社1990年初版、同『むずかしい愛』福武書店 1991年初版帯付が出てきてビックリ。持っていないと思っていた。その隣にはロラン・ バルト『零度の文学』現代思潮社1975年初版。参ったなあ。本の背が見えないと、 こんな事態を招く。

 ネットの見聞。

《 テロに屈しないとは、
  テロを口実に、
  民主主義の後退を許さないこと、
  軍事化の促進を許さないこと、
  暴力を肯定しないこと、
  民族・宗教差別を招かないこと、
  自由を抑圧しないこと、
  人権を侵害しないこと、
  理性を放り出さないこと。
  そして、少しでもましな世界にすること。 》 上丸洋一

《 首相がイスラム国への敵対姿勢を明言したことで、既に大勢の人間を殺害している 特定の武装勢力から、日本国民全体を無差別殺人の標的にすると宣戦される事態となった。 首相は自分の行動と発言によって生じた「外的反応」に全ての責任を負う。 その責任を負う覚悟が無いなら、首相の座を降りるしかない。 》 山崎雅弘

《 この国には『イヤなものはイヤと言える人が少ない』だけでなく 『イヤと言える人のことが許せない人が多い』というのが 決定的にダメだと思う。 それは 村八分の思考で 非国民の思考で 今も多くの人の命を脅かしている思考だ。  》 ツイッター名言メモ

《 私にとって、もはや「人間、いかに生くべきか」の問題は過去になり、 「人間、いかに老い、死ぬべきか」という現実が、つい目の前にブラ下がって、 おいでおいでをしているのである。 》 高峰秀子
 ネットの拾いもの。
《 ♪ 紅茶キノコの美味しい 喫茶店 》