『 一冊の本が人生を変える 』

 昨日の書き忘れ。ブックオフ長泉店へ一箱、350円也。これで古本処分は一段落。

 積読本の山脈に隠れていた本棚の下段から『文藝春秋 特別版 一冊の本が人生を変える』 1995年をぱらぱらと再読。特集「私を変えた一冊、支えた一冊」、私は何だろう。 中学生時代に読んだシャーロック・ホームズものか。高校生時代に読んだ稲垣足穂の短篇か。 大学生になって読んだ加藤郁乎の俳句、塚本邦雄の短歌か。人生を支えた一冊の本といえば、 二十代半ばに出合った味戸ケイコ画集『かなしいひかり』講談社1975年初版だ。この本で 二十代の危機を生き延びた。

 この特集でとりわけ印象深かった記事は、池内恵(さとし)「割れた頭の縫い合わせかた ──『コーラン』」。

《 私自身の経験から言えば、日本人がイスラーム教に真っ向から取り組んで本当に理解 しようとすれば、ほとんど「頭が割れる」羽目になる。価値や基準を一度転倒させ、正反対に 世の中を見てみる。その上でまた自分の価値観に立ち戻って、両者を見渡せるようになるしかない。  》

 退散、退散。

 特集「最後の一冊 死ぬ前に読みたい本」では赤瀬川原平は「谷内六郎の画集」をあげている。

《 あの人の絵には、絵なのに物語がぎっしり塗り込められている感じがある。もちろん読む物語 ではなくて、見て感じる物語だ。 》

 横尾忠則・編『谷内六郎幻想記』駸々堂出版 1981年初版が候補だな。目一杯絵を楽しめる。
 上記味戸ケイコ画集『かなしいひかり』に赤瀬川と同様の感想を私は持った。

 朝余裕があったのでじゃがいもと卵を茹でてサラダを作る。ここしばらく南瓜(かぼちゃ)を 煮ていたが、気分転換に。コトコト茹でたり煮たりするだけで美味しいものが出来るのは、 ホント、楽。焼くものはそうはいかない。強火弱火とろ火、常に注意していないと中途半端に。

 ネットの見聞。

《 国会で野党議員がTPP絡みで業界から行われた農水相への献金について問いただしている中、 総理大臣が質問者(元財務官僚)には何にも関係もないのに「日教組日教組!」と 訳わからないヤジ飛ばして、質問者からも、委員長からも窘められると。これが今の日本の 政治の現状です 》 フジヤマガイチ

 オドロイタ。情けない、恥ずかしいわ。
 https://www.youtube.com/watch?v=PJKSJi5GSZg&feature=youtu.be

《 人質を取り戻すことが出来なかった安倍晋三に、日本を取り戻すことなんて できるわけがないのね。まずは、自分を取り戻してほしいんだけど、国会で 「にっきょうそ、にっきょうそ」とガキみたいにヤジって、議長に注意された段階で、 それももうだめよね。 》 やっぱヘンリー8世がえらい

  ネットの拾いもの。

《 ATOKさんが学習して、現場に広がるのは「千田万里」ではなく「千田まり」だと スムーズに変換してくれるようになった。学ぶことは偉大だけどよう、血だまりなんだよう。 》

《 お祭り騒ぎバカ騒ぎー!! 》

 最近してないなあ。年寄りの冷や水で救急車を呼ばれるくらいか。

《 そういえば、最近じゃんけんってしてないな。 》

 これまたしてない。一か八か、だ。