『 宇野亞喜良クロニクル 』

 朝イチで床屋。気分スッキリ。午後、三島市立図書館、開架書架から岩切信一郎『明治版画史』 吉川弘文館2009年初版を抜き、関心のある箇所を読む。筆記したくなる記述は見当たらず。 もどかしい思いが残る。目に止まった『宇野亞喜良クロニクル』グラフィック社2014年初版を開く。 これは 見応えタップリ、たのしい。手元にある単行本では、植田敏郎『ビール世界地図』朝日麦酒 株式会社が一番古いかな。これには刊行年の記載がない。ピエール・クロソウスキー『ロベルトは今夜』 河出書房新社1960年のほうが古いかな。表紙絵が宇野亞喜良の本は数百冊ある。収納箱を開けたら、 黒沼健の新潮社の本が三冊。すっかり忘れていた。K美術館で宇野亞喜良本の展覧会を考えたけど、 実現せず。

 ブックオフ長泉店で文庫を四冊。中井英夫『虚無への供物』講談社文庫2003年51刷、平出隆『猫の客』 河出文庫2009年初版帯付、横溝正史『殺人暦』角川文庫1978年初版、『まぼろしの怪人』角川文庫1979年 初版、計432円。西村寿行の文庫本が四十四冊並んでいた。何があるかわからないから古本漁りは楽しい。

 ネットの見聞。

《 整理された本棚か……整理されていれば、どこに何があるかすぐに判って、半年くらい探し続けたり、 3年に一回くらいしか出会えない本があったりしないのだろうなと憧れたりする。が、しかし、 整理されていない書棚で意外な本を見つけるのもまた楽しいものである。 》 中野善夫
 https://twitter.com/tolle_et_lege

《 「熱情的時代」がモダニズム的だとして批判されても、水平化よりどんだけマシか? 水平化する文化は貪欲なアウフヘーベンにも退廃にも至らない。安全な低空飛行が、 実は静かな墜落の過程だったと後で気づくこともあるやもしれぬ。(その時は死に至ってるかもね?)  》 風間サチコ
 http://kazamasachiko.com/?p=3086

 ネットの拾いもの。

《 『教皇ヒュアキントス』「神々と騎士タンホイザー」を、吾妻ひでお「オリンポスのポロン」 のテンションで脳内再生すると凄いことになった。 》

《 電子書籍化したらヒュアキンドル。 》

《 比喩は禁とす。 》