一昨日買った東君平『はちみつレモン 君平青春譜』くんぺい文庫2011年初版を読んだ。 以前読んだ詩ばかりだが、やはり心に沁みる、響く、うなずく。いい詩集だ。「新宿」が ネットで紹介されていた。
《 十九歳。
身も心も腹も どん底の日々だった。
学校は途中から行けなくなっているし 仕事も辛かった。
僕は 新宿の街を歩いていた。
〜中略〜
古びた外灯の錆びた鉄棒に 釘ででも書いたのだろう
下手な字で新宿と書いてあった。
「しんじゅく・・・・・か」
この二度の呟きが ぼくの生き方を決めたといってもいい。
ぼくは その日から もっともっと
自分の気持を信じて生きてゆこうと思った。
それは 新宿の文字が しんじゆく と読めたからだ。 》
(東君平「新宿」より)
結びの「しんじゆく」には強調の「・」が五つ付いている。雑誌『詩とメルヘン』で 出合った。瞠目、驚愕、感服。「しんじゆく」。心に深く刻まれた。
ボードレール、ランボーらの詩、現代詩に比して、なんと直球の詩だろう、東君平の詩は。 どっかの宣伝文句ではないが、何も足さない、何も引かない。言葉がそのままこちらの心に 届く。というよりも、奥深くまですーっと収まる。これは別の意味ですごいことではないか。 あまりに単純すぎて見逃される。しかし、単純ではない。透明な湖の底の底まで見透せるような、 簡明、簡潔。真っ直ぐな言葉表現。谷川俊太郎とも寺山修司とも工藤直子とも違う、際立つ個性。
《 「 ”にげたインコをみつけてください
おれいします” 」
僕のインコも にげました
どこへにげたのかは しりません
なぜ にげたのかは わかります
ぼくのインコは みつけないでください
おれいします 》
源兵衛川で昼すぎまで三時間ほどヒメツルソバを抜く。目につくのは全部抜いた。土のう袋二袋。 これでしばらくは楽できる。やれやれ。というか、水量が増すと入れない場所がいくつもある。
ネットの見聞。
《 この日の決戦の地は豊かな自然に囲まれた伊豆ぐらんぱる公園。実に22万平方メートルの敷地を誇る同地は、恒例のDDT路上プロレスでも史上“最広”の 戦場となった。平日の午後3時開始にもかかわらず、約500人の観衆がかけつけたのは酔狂と 言うほかない。 》 【DDT路上プロレス】東スポWeb
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150417-00000004-tospoweb-fight
《 100年ぐらい経って、いわゆる美術史と呼びうるものが今と同じように存在するとして、 20世紀から21世紀を振り返ったとき、そこに出てくる名前は、マイケル・ジャクソンやオジー・ オズボーン、クラフトワーク、マドンナといった「アーティスト」たちになるのではないかと 僕は考えています。逆に、ゲルハルト・リヒターとかガブリエル・オロスコとか、 そういう人たちの名は、ほぼ忘れられているんじゃないか。 》 椹木野衣
http://artscape.jp/focus/10109685_1635.html
ネットの拾いもの。
《 『安倍首相から日本を取戻せ!!』 》