「 口と眼の距離 」

 午前中は隣の清水町の知徳高校の生徒さんたち七十名ほどの、源兵衛川中流部の 草刈り作業のお手伝い。一時間余りで見違える。若い人の力は違うわ。男女半々ほどが、 男は男、女は女と見事に分かれて作業。おいおい、混ざらぬか、と声を出したくなる。 カワイイJKがいるのにぃ。もったいないと思うのは……イカンかな。
 作業を見守っていると、小学校低学年の児童を引率している年配の男性から声を かけられた。美術館を始めるまで営業していた店の団子が美味しかった、と。 二十年近く前のこと。嬉しく複雑な気分。K美術館の展示も、そのように回想されたい。 未来への遺産を展示する意気込みでK美術館を開いた。食べ物と美術品の違いは、 口と眼の距離では測れないほどに大きい。

 ネットの見聞。

《 (承前)やはり「戦没学徒の遺産」より。この峻厳な文章に思い知らされる。 民主主義とは、その構成員にとびぬけて重い負担を強いる政治制度である。だとすれば、 政府の説明が足りない、わからないというのは繰り言にすぎない。政策を通そうとする 相手の懇切な解説を口を開けて待っているのか? (続) 》 赤城毅
 https://twitter.com/akagitsuyoshi

《 安倍晋三からまともな日本を取り戻すために、今、日本人が心がけるべきこと。
  ・長いものに巻かれない。
  ・臭いものに蓋をしない。
  ・水に流さない。
  ・出る杭になる。
  ・見る、聞く、話す。  》

 ネットの拾いもの。

《 「生牡蠣をドロッと垂らしたようなデザイン」
  森さんの発言に初めて同意できた! 》

《 ピース又吉  火花
  ビートたけし HANA−BI
  お笑い芸人の芸術活動における受賞には或る法則があるのかもしれない。 》

《 帯、おび、オビ!…あぁ、古本にとって“帯”がこれほど重要な位置を占めるとは、 帯の開発者は考えたことあっただろうか…絶対にないはずだ!  》

《 就活中の娘、趣味の欄に神保町古本屋巡りと書いたら、具体的にどゆこと? (このニュアンス)って聞かれ、熱く語ったら珍獣を見るような目で見られたらしく、 神保町好きを古本好きをなめるなと怒っていた。  》