梅雨明けでバカ暑い。が、いい作品を見ると暑さを忘れて熱く語りたくなる。
午後、沼津駅北口のプラザ・ヴェルデで今日まで催されている田村映二・タムタムワールド展へ 内野まゆみさんと行く。新作のボックス・アートが素晴らしい。それまでの懐かしい風景・情景から 「懐かしい未来」へとリニューアルされた光景・情景が展開されている。これはいい。内野さんと 二人、大いに満足。老若男女、だれもが晴れ晴れとした、開放された表情を見せている。 「わあ、カワイイ!」とご婦人方が声を上げている。子どもたちは熱心に見入っている。 珍しい光景だ。それに滞在時間が長い。
二十世紀美術(特に絵画)は、還元の名のもとに生真面目に深刻に、豊かな物語性、 多様な重層性を排除してきたが、あげくに行き詰まった。その閉塞を打開する一つの方向が、 この田村映二さんの新作に見出される。今までかなりのボックス・アートを見てきたが、 田村さんの新作が新しい方向性を開いた。劇場的世界といえようか。ファイン・アートへの、 コマーシャル・アートからの越境あるいは進出。来場者の楽しい表情を見れば、 美術のあり方を再考せざるをえないだろう。
ネットの見聞。
《 4年前に訪れた方のブログがありました「すごい空間なのだが、 本が日焼けしてしまっているのが残念。新しかったらどのように見えたのだろう?」 》
http://uchiuminfo.exblog.jp/15604899/
《 設計者の想像力のなさもですがこの設計を審査、許可を出したひと・組織のほうが より罪が重いと思います。司馬遼太郎記念財団ですかね。 》
《 首相、2年前の五輪演説も白紙? 「独創的スタジアム」「福島統御」 》 東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2015072002000117.html
ネットの拾いもの。
《 東日本大震災後179の国と地域から227億の義援金を受け復興を進めたわが国は、 その10倍近い金をかけてオリンピックのために競技場を作る計画をしてしまうほど 復興を遂げたようだ。いや被災地はまだ復興していないはずだが。 》
《 おじいさん、起きてください。睡眠薬を飲む時間ですよ……はよー! 》