『こなもん屋うま子 大阪グルメ総選挙』

 寒露というだけあって、今朝は冷えた。掛け布団を羽毛布団に替えて正解。
 午後は街中をウロウロ、あちこち歩きまわる。源兵衛川を軸にしたいろいろな視察の依頼が来ている。 それぞれの目的に沿った、または目的を満足させうる行程を考える。何事も下ごしらえは重要。なにせ、 「踏切巡り★探検隊」という街歩きもある。路地裏の小さな川を歩く大人の探検を当初考えていたけど、 水量が多くて見送り。

 田中啓文『こなもん屋うま子 大阪グルメ総選挙』実業之日本社文庫2014年初版を読んだ。 歪んだ鏡のようなパラレル・ワールド(並行世界)の大阪市大阪市長櫛田勝男。前作『こなもん屋うま子』 の哄笑と違って、笑いとシリアスが渾然一体、裏表になっている珍しい作風だ。哄笑でも苦笑でもない、 苦い笑いの読後感。リアル大阪人の感想はどうだろう。前作は知人女性に贈呈したが、これは見送り。

 ネットの見聞。

《 92歳の古書店主が語る戦後の本屋の風景 》 Daily Portal
 http://portal.nifty.com/kiji/151006194746_1.htm

《 沖縄観光スイーツ 貴公子と里子が食べまくる 夜に行列のできる謎のハブソフト 》 沖縄タイムス
 http://www.okinawatimes.co.jp/w/column.php?id=317

《 現政権はどうして自国民にここまで冷酷になれるのか。翁長知事は「日本を取り戻す、 という日本の中に沖縄は入っているのですか」と首相に問うたが、最近特に頻繁に首相が口にする 「日本を守る」という日本の中に、沖縄県民は入っているのか。それとも「政府に従順であるならば」 という条件つきなのか。 》 山崎 雅弘
 https://twitter.com/mas__yamazaki

《 9条タグ着用 国会、議員会館への入館× 》 東京新聞
 http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201510/CK2015100702000263.html

《 「後方支援」とか「戦争に巻き込まれることはない」などと簡単に言う人達は、戦争を知らないのだろう。 兵士の常識は「動くものはみな撃て」だ。撃たねば自分が撃たれるからだ。幼い少女が身体に爆薬を巻かれ 自爆するのが現代戦である。友軍の誤爆すら特段珍しくない場所なのだ。 》 清水 潔
 https://twitter.com/NOSUKE0607

《  TPPは、米国の多国籍企業が、ISDS条項などを使って日本政府の政策をねじ曲げて、 日本の生産者を壊滅させつつ日本市場に入り込むことに道を開く。 》 田中宇
 http://tanakanews.com/151007tpp.htm

《 海外からの観光客が増えても美術館の入場者数が増えないのは、美術館のなにかが下手なのかね。 ヨーロッパの美術館は観光客だらけなのに。 》

 上記のような書き込みを見ると、飯田善國『彫刻家』岩波新書1991年初版の一節を思い出す。

《 ある日、私はヴェルヴェデーレ宮のなかにある国立美術館へいった。そこにクリムトの絵が たくさんあると聞いたからである。(中略)秋の午後の美術館のなかは、ひっそりとしていた。 見物人は私のほか一人か二人しかいなかった。 》 128-129頁

 ネットの拾いもの。

《 昔、西宮にニュー・ナポリという喫茶店があったから、ニュー・トリノもあるだろうな。 》

《 むかし、ブックオフのある店舗で大江健三郎の『万延元年のフットボール』が「サッカー」 の棚に差してあるのを見かけて数年間はネタにしていたのだが、さいきんのCCC図書館のを見ると、 すべてがむなしい……。 》

《 一億総シエスタ社会がよい! 》

《 大惨事安倍内閣 》