『死もまた愉し』つづき

 結城昌治『死もまた愉し』講談社1998年初版、後半部の俳句篇を読んだ。面白いと思った句を少し。

   金欲しき秋風のけふ立ちにけり
   幾百の蟻を跣(はだし)で踏みつぶす
   こがらしの町へ出でけり誰に逢はむ  (『定本 歳月』より)
   来(こ)し方(かた)の見わたすかぎりおぼろかな
   ひとすぢに土用のうなぎ割(さ)かれけり
   両手にて受けし破魔矢の軽さかな
   遠ざかる物音ばかり去年今年(こぞことし)  (『余色』より)

 午後、島田市焼津市藤枝市の農業関係の女性四人を源兵衛川などへ案内し、農業への別視点を提示。 現地へ来て話してほしい、と喜ばれる。グラウンドワーク三島の職員からは昨日、モチベーションが 上がる内容がいいですね、と言われていたが、四人の反応を見るとうまくいったみたい。ホッ。その後、岡部稔さんの写真の展示の手伝いへ、近くのリトルノへ駆けつける。内野まゆみさんと二人でほぼ終わっている。ねぎらう。

 ネットの見聞。

《 今世紀に世界で最もダイナミックな資本主義的発展を遂げた国の政府が中国共産党で、 大統領が聖書に手を置いて就任宣誓する米国が「右の頬を打たれたら棍棒で殴り返す」戦争を繰り返し、 言論の自由と民主主義的成熟に逆行する政党が自由民主党を名乗る。 形式と実質の乖離は今世紀に急速に進行している。 》 山崎雅弘
 https://twitter.com/mas__yamazaki/status/656330184967122944

 ネットの拾いもの。

《 明日に向かって老いろ! 》

《 未来人って何時の世でもレオタード着てるのな。 》