どんよりした天気。オツムもどんより。用事で自転車で外出も寒いのでさっさと済ませる。小代有希子 『1945 予定された敗戦』人文書院を若い知人女性に貸す。温まりに近所の店リトルノに行ったら、 女主人から水木しげるの漫画を読んでみたいと。中央公論社の作品集七冊と貸本漫画の復刻本二冊を 持っていく。桜井文庫などは、様子を見て。
水木しげるのマイ・ブームは山を越したが、サンリオ・ギフト・ブックをはじめ、堅牢文庫本集めは 静かに続いている。豆本には惹かれないが、ハードカバー文庫本サイズには免疫不全。段ボール箱から 江國香織・文/山本容子・絵『デューク』講談社2002年4刷を抜き、読んだ。いい短編だ。結び。
《 私はそこに立ちつくし、いつまでもクリスマスソングを聴いていた。 銀座に、ゆっくりと夜がはじまっていた。 》
竹内まりやの歌『駅』をふと連想。まるでちがうけど。既読の気がして検索。読んでなかったわ。絵からは ガブリエル・バンサン『アンジュール ある犬の物語』を連想。
『デューク』を買った日の日録から。
《そして芸術作品の価値を測るのにただ一つ問題になるのは、「後世まで残るか」ということだけである。》 ジョージ・オーウェル『オーウェル評論集』岩波文庫、135頁
五年前の書き込みだが、だよなあ、だ。歳月がその価値を明らかにする。再読したくなるわあ。しかし、いつ。
やっぱり天気のせいだろう。携帯電話をどこかへ忘れた。家の中だと思うので、固定電話をかける。 あった。オツムの老化ではなく、天気のせいだ、きっと。と、脳天気に納得。
ネットの見聞。
《 新聞各紙も、「改憲はどうなるか」といったような興味本位の記事を書くより、まずは2012年の 自民党憲法改正草案の中身をきちんと検討して、その実体を国民に知らせる必要があるのではないか。 かつて中身を問わず、ひたすら「政治改革」「行政改革」「大学改革」の旗振りをした新聞社は特にね。 》 住友陽文
https://twitter.com/akisumitomo
《 繰り返し指摘されているように、自民党の改憲案は「国民が権力に枠をはめて縛る」という立憲主義の理念を 否定し、逆に「権力が国民に枠をはめて縛る」構造になっている。改憲でなく「憲法を憲法に形だけ似せた別のもの」 に差し替える行為だが、それを止めたければ現政権与党の議席数を減らすしかない。 》 山崎 雅弘
https://twitter.com/mas__yamazaki
《 ノーがイエスに!説得のプロが使っている「言い換え術5つ」 》 TABI LABO
http://tabi-labo.com/216841/paraphrase2/
《 新しい物は被差別ジャンルからしか出てこない、と僕は思うんだ。 》 津原泰水
https://twitter.com/tsuharayasumi
ネットの拾いもの。
《 よくあるタイプミスなのだが、原稿やゲラを送るときに「遅らせていただきます」とやると、 時と場合によっては大惨事になる。 》
《 今日蒲田で始発が出発待ちしてたら大井町で急病人がでて遅れ、発車できると思ったら 今度は大森で急病人がという事態に。おれを会社に行かせたくない大いなる意思を感じたのでもう帰りたい。 》
《 あらあら日経平均300円以上も下落しているね。上がる材料は何も見当たらないが、消費税10%や〜めた! と宣言すりゃあ間違いなく上がるよ。5%に戻せばもっと上がる。消費税廃止すりゃあ不況は吹っ飛ぶよw 》