『 Wisky Voice 』

 今朝は寒っ。真冬到来。自転車に乗りたくなくなる。ぐずぐず。ネット注文した古本三冊が届いた。 近所の郵便局へ歩いていく。二千円でお釣り。昨日お題の青山二郎『骨董鑑定眼』のランティエ叢書を 眺めていて欲しくなった。ブックオフの100円棚で買っていたけど、思わぬ小銭が入って気がデカくなり、 注文。すごいね。すごくなんかねえか。一億円も入ればそりゃそうだが。そういえばこんな記事。

《 宝くじで1億円以上当たった人の末路 》 日経ビジネス
 http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/interview/15/238739/010600115/?rt=nocnt

 届いたのは埴谷雄高『散歩者の夢想』1997年初版帯付、村井弦斎『食道楽の献立(くいどうらくのレシピ)』 1997年初版帯付、串田孫一『山歩きの愉しみ』1997年2刷帯付。全冊揃えるつもりはない。北海道小樽の古本屋、 昼のツイート。

《 地震山田風太郎の山が崩れた。 》 博信堂書店
 https://twitter.com/otr_hakushindo?lang=ja

 山田風太郎風太郎の死ぬ話』ランティエ叢書 (13)は、100円なら買う。

 先日サントリーからカレンダーとPR誌『 Wisky Voice 』を恵まれた。特集は「バーのレコード」。 吉祥寺のバーのオーナー推薦の LAYLA ZOE を YOU TUBE で聴く。
 https://www.youtube.com/watch?v=E4XKzkDsb0g

 『 thrill is gone - live 』にはアルバム『 CHEAP THRILLS 』のジャニス・ジョプリンを連想。
 https://www.youtube.com/watch?v=2kAgi9uSnsc
 https://www.youtube.com/watch?v=Bld_-7gzJ-o

 LAYLA ZOEだと軽い酔いだが、JANIS JOPLIN だと沈没だ。死者はいつまでも若い。学生時代、 知人のアパートでサイケなジャケットのレコードを聴いて度肝を抜かれた。彼は下北沢でジャズ喫茶『いーはとーぼ』を営んでいる。そういやあ 冷蔵庫に『山崎』小瓶があったな……。今宵は最高。ついついジャニスを聴いてしまう。サマータイム。 外は寒いようだが、オレは熱いぜ。
 https://www.youtube.com/watch?v=bn5TNqjuHiU

 うむ、過熱気味。青江三奈の『サマータイム』でクール・ダウン。このCDジャケットは故成田一徹の 切り絵。サインを入れるのを忘れた、と成田氏は生前私にこぼした。2012年没。K美術館で企画展を、と 考えていたが。その成田氏のエピソードが、『 Wisky Voice 』の「バーの切り絵師」で綴られている。

《 そんな折、懇意にしていたバーのマスターから一冊の本をプレゼントされた。『 to the Bar 』だ。 バーをテーマに切り絵の制作を続けている成田一徹氏の作品集だ。 》

 『 to the Bar 』成星出版1998年初版には成田氏からのお手紙。死者はずっと生きている。

 ネットの見聞。

《 NASAが「SMAPの復旧を断念」と発表 》 ROCKET NEWS 24
 http://rocketnews24.com/2016/01/13/693315/

《 村上春樹の「雑文集」という書籍がある。その中の一文に、小説家とは何か、と質問されたとき、 僕はだいたいいつもこう答えることにしている。「小説家とは、多くを観察し、わずかしか判断を下さないことを 生業とする人間です」と。なぜ小説家は多くを観察しなくてはならないのか?多くの正しい観察のないところに 多くの正しい描写はありえないからだ。
  それでは、なぜわずかしか判断を下さないのか?最終的な判断を下すのは常に読者であって、 作者ではないからだ。小説家の役割は、下すべき判断をもっとも魅惑的なかたちにして読者にそっと 手渡すことにある。
  良き物語を作るために小説家がなすべきことは、ごく簡単に言ってしまえば、結論を用意することではなく、 仮説をただ丹念に積み重ねていくことだ。
  読者はその仮説の集積を自分の中にとりあえず取り込み、自分のオーダーに従ってもう一度 個人的にわかりやすいかたちに並べ替える。その作業はほとんどの場合、自動的に、 ほぼ無意識のうちにおこなわれる。
  僕が言う「判断」とは、つまりその個人的な並べ替え作業のことだ。仮説の行方を決めるのは読者であり、 作者ではない。物語とは風なのだ。揺らされるものがあって、初めて風は目に見えるものになる。村上春樹 》

《 本の装丁がアートに!古本をインテリアで楽しめる「文額(ぶんがく)」 》 HACONIWA
 http://www.haconiwa-mag.com/magazine/2016/01/bungaku/

 これ、欲しい。味戸ケイコさんは言わずもがな、銅版画の深澤幸雄、坂東壮一、林由紀子らの絵で ジャケット買いしている本はずいぶんある。

 ネットの拾いもの。

《 「本を買ったら、文字の部分がへこんでいた。ページをめくるときの手触りが気になる」というクレームが 知人の出版社に届く。お客様、それは活版です。まあ再版の時に圧をかけすぎたのかもしれんね。 》

《 いま、二人の古本屋と街なかで立ち話したんだけど、二人とも「宝くじ、当たらないかな」と言っていた。 そしてたぶん、二人とも買ってはいない。 》

《 株はどこまで

  ↑ちょっと底まで 》

《 参拝し 不戦を誓い 武器を売る 》