『フライデーあるいは太平洋の冥界』

 訃報に接しなければまだ読まなかったミシェル・トゥルニエ『フライデーあるいは太平洋の冥界』 岩波現代選書1982年初版を読んだ。デフォー『ロビンソン・クルーソー』を元にした上書き小説か。 元本をまともに読んでいないので、なんとも言えないが、文明、宗教など様々な視点から論じられる、 実に興味深い思索小説あるいは思考実験小説だ。出た当時には読み通せなかっただろう。今だから わかる面白さ。

 午後、ブックオフ長泉店へ自転車で行く。赤瀬川原平監修『辞世のことば』講談社1992年初版、 嵐山光三郎文人御馳走帖新潮文庫2014年初版、小松左京『虚無回廊 I 』徳間文庫1991年初版、 計一割引291円。『辞世のことば』から嵐山光三郎『追悼の達人』新潮社1999年初版を連想。 どちらもソフトカバー。

 ネットの見聞。

《 板谷波山には文学や芸術に見られる、デュオニソスの神に己を委ねる狂騒を是としない、 「常識の靭さ」がある。 》 mantrapri
 https://twitter.com/mantrapri

 北一明には常識を突き破る靭さがあるが、デュオニソスの神に己を委ねる狂騒を是としない。

《 仕事(商売)でむずかしいのは、これさえできればうまくいくというやり方を続けていると、 いつしか行きづまってしまうことだ。
 うまくいったやり方が、うまくいかなくなる境目みたいなものはどこにあるのか。 》 荻原魚雷
 http://gyorai.blogspot.jp/2016/01/blog-post_19.html

 23年間食べもの商売の売上はずっと右肩上がりだったが、今が頂点と直感、店を畳んだ。 店は伝説になった。K美術館は? 食べものと美術は判断規準が違う。

《 SEALDsなどの政治・社会運動に東大生がほとんどいない件。いわゆる偏差値の高い学生ほど 大学教育を投資と考えていて、リターンに結びつかない活動を無駄と切り捨てると解釈すれば、腑に落ちる。 過日年配の人に今のエリート学生には社会の不正をただす正義感はないのかと問われて思いついた。 》  山口二郎
 https://twitter.com/260yamaguchi

《 原発事故に節目はあるのか? 廃炉調査同行ルポ 》 BuzzFeed
 http://www.buzzfeed.com/satoruishido/1f-report?utm_content=buffer9ae34&utm_medium=social&utm_source=twitter.com&utm_campaign=buffer#.erYBEZLP3Y

《 GPIFに一言、
  百万円を百万人に配って一兆円。GPIFの損失8兆円は、百万円を8百万人に配れる金額。
  今年分を合わせると一千万人に配れる金額だろう。
  子育て世代に配ったらどれだけ助けになるか良く考えろ。 》

 ネットの拾いもの。

《 BKD48っていいな。バカヂカラ・フォーティエイト 》