ジャック・ル・ゴフ『子どもたちに語るヨーロッパ史』ちくま学芸文庫2009年4刷、前半「子どもたちに語る ヨーロッパ史」を読んだ。後半は「子どもたちに語る中世」。
《 十字軍によって西ヨーロッパの人びとのあいだに軍事的拡張という危険な精神が芽生え、ムスリムには 反動として聖戦(ジハード)という対抗感情をはぐくみました。キリスト教徒によびさました信仰と勇気の感情が どのようなものであったとしても、十字軍が招いた不幸な影響は、いまなお感じられます。 》 64頁
《 歴史の知識はヨーロッパの人びとにも、ヨーロッパの建設のためにも、非常に重要なものです。いかに 未来を準備すべきかを知るためには、過去を知り、ヨーロッパのよき伝統を発展させ、ヨーロッパの人びとの おかした過ちと罪をくり返さないようにしなければなりません。また、愛国主義的な神話をでってあげて歴史を 操作することも避けねばなりません。歴史は担うべき重荷でも、暴力を正当化する危険な助言者でもありません。 歴史は時代に真理をもたらし、進歩に役立つものであるべきなのです。 》 115頁
ここで語られていない、未だ直面していなかった課題は、生活の場を追われてきたムスリムの難民問題。難問だ。
エリザベス・キューブラーロス『死ぬ瞬間―死とその過程について』中公文庫がネットで話題になっていたので、 本棚を探してみた。記憶していたのはフィリップ・アリエス『死を前にした人間』みすず書房1990年初版だった。 帯付、定価6,000円。ブックオフの100円棚から。二段組600頁の大著にして、小さい活字。創元推理文庫より小さい。 本棚のお飾りになりそう。……わ、生きている。定価8,400円。
http://www.msz.co.jp/book/detail/03483.html
ネットの見聞。
音楽の検索でYou Tube のトップページを開いたら「あなたへのおすすめ」画像。好みだが、なんだかなあ。
https://www.youtube.com/watch?v=XLx_-uEK4FU
探していたのはこれ。Les Ambassadeurs 。マリのサリフ・ケイタは相変わらず快調だ。そしてもう一つ、 エチオピアの歌手 Halima Abdurahman 。
https://www.youtube.com/watch?v=q1eYrAel16I
https://www.youtube.com/watch?v=R5AbFCZk4UU
やはりエチオピアだ。
《 「ポスト現代思想」 》 『現代思想 2016年1月号』
http://www.seidosha.co.jp/index.php?9784791713127
「ポスト現代思想」が語られる雑誌『現代思想』。2011年に転換期の胎動が始まり(マスコミの凋落を予想。 地震は予想しなかった)、2015年が顕在化の年と直感・予想したが、「ポスト現代美術」も間近か。
《 Mark Hunt Punching Emiliano Rivera 》 You Tube
https://www.youtube.com/watch?v=qxOO8yf2GG4&feature=youtu.be
《 政権 原発推進路線を加速 「40年廃炉」先延ばし論 》 東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201601/CK2016013002000116.html
《 甘利「秘書に責任転嫁はしない」と言いながら責任転嫁。
安倍「任命責任は私にある」と言いながら責任を取ったためしがない。 》
ネットの拾いもの。
《 『ママ!なぞなぞね!文房具の運動会で一等になったのは誰でしょう』
と言われたので
「うーんと鉛筆?ライバルを刺した」
「あ定規!陰謀をはかった!」
「消しゴムだ!敵を消した?」
──って血なま臭い回答ばかりしてたら 『ちがうよ…カッターだよ…勝ったー』
て悲しい目で見られました。 》