昨日、近所のカフェ・バー、リトルノの女主人から壁面に飾る絵の相談を受ける。素朴な肩の凝らない絵がないかしら、と。 いくつか質問して候補を探る。濃い絵は肩が凝るということ。彼女の意向に沿う絵なあ。長谷川潔の銅版画 「コップに挿した枯れた野花」を候補に挙げる。
http://web.thn.jp/kbi/kiyos1.htm
1951年、ルーブル美術館に買い上げられた銅版画原版によって刷られた線描の銅版画。メゾチントではない。
昨夜はほかに何がいいかなあと考えながら寺井尚子の『キサス・キサス・キサス』をCDで聴いていて思った。 古くならないものが新しい。目新しいものは鮮度が落ちて古臭くなる、と。寺井尚子の演奏は目新しくはない。けれども 聴き飽きない。生まれ育った背景に負うだろうが、私にはこれでいい。上原ひろみのピアノ演奏は素晴らしい。が、 CDを買うまでにはゆかない。これは世代の差、つまりは私が老いている。
午後、倉庫から届いた長谷川潔の銅版画、安藤信哉の水彩画そして上條陽子の素描をリトルノへ持って行く。三点とも 気に入られる。よかった。追加の木葉井悦子さんの小品も気に入られる。
毎日新聞夕刊に上原ひろみの新譜『SPARK』のでかい記事。新譜知らなかった。二月最初の週でオリコン第四位。 快挙だ。
《 「世界ツアーをやりながら、まだまだ3人で音楽を掘り下げていける、と確信したので録音しました。 年も離れているし、国籍も違うけど全く同じ気持ちと情熱で音楽に向かい合い向上できる最高の仲間」 》
《 「3人による日々の音楽的衝動の繰り返しが集まって、別世界へトランスするんですが、それこそが人生そのもの だろう、って実感するんです。 》
粗忽者なので足が浮つく。いや、腰がふらつく。ドキドキ。それは……。ま、「老いて」はよそへ置いて。
ネットの見聞。
《 私たちが棲むこの「地」は、「3・11」以降、虫と菌類と放射能と美術が交錯する世界となった。 》 椹木野衣
http://www.art-it.asia/u/admin_ed_contri9_j/kSzMPdK9g1Ji7INOAhUc/
《 ずっとマンドリンとマリンバを混同していて、某有名ミステリを「木琴で殴り殺す話」だと思い込んでいたあの頃…。 (だがマンドリルと混同していた某氏よりマシである。 》 大矢博子
https://twitter.com/ohyeah1101/status/699527235250683905
マンドリンは、安藤信哉の絵の定番。今朝倉庫から届いた水彩画にも描かれている。しかし、マンドリン、ウクレレ、 ギターの違いがよくわからん。マリンバ、木琴、ヴィブラフォンの違いも。嗚呼、門外漢。
《 【ご注意】合格した〜!とSNSに書くのはOKなのですが、受験番号や個人名がわかるもの(合格通知書など) を合わせて書き込むと、本人になりすまして合格を辞退したりする極悪な人がいます。入試の取材でも、 絶対に個人名・受験番号は特定できないよう求められます。ハッピーな時ほど最新の注意を! 》
そうか、ネット時代は「最新の注意」か。
《 テーパー角座 》
なるものがネットオークションに出品されていた。世の中、知らない製品があるものだ。
ネットの拾いもの。
《 Q. 大阪や京都にはホームレスが大勢いるのに、奈良には殆どいません。何故ですか?
A. 鹿が食べるからです。
Q. えっ、ホームレスを!?
A. ダンボールをです。 》
《 信じるものは足下すくわれる 》