《 不屈、明快な「イチ流」の奥義。人に笑われてきたことを常に達成した自負と。 》
そうかあ、イチローも、かあ。知人から昨日届いた私信。
《 貴兄の美術関係の発掘や評価は、普通の評論家とは異なる独自のもの。K美術館の活動も立派な仕事でした。 》
胸熱。独自に判断、評価した作品、作家は、嘲笑とまでは言わぬが、長らく冷笑の中にあった。この一年、やっと 認められるようになった。私独自の「イチ流」は美術のどこに位置するのか。一流二流三流と枝分かれの傍流かも。 主流傍流という区別は、私にはどうでもよいこと。美術史の中の位置づけなんぞ、時代によって大きく変わる。 その作品が抜きん出た特質=一流であるかが、重要な関心事。と格好つけたが、嬉しい。
一流といえば東京都美術館で始まったポンピドゥー・センター傑作展。
http://www.pompi.jp/
《 1906年から1977年までのタイムラインにそって、1年ごとに1作家の1作品を紹介していきます。 》
http://www.asahi.com/panorama/160610pompi/
作家の半分ほどは未知の人。どれも一流の作品なのだろう。マチスの切り絵の大作『王の悲しみ』を見たかった。 昔ポンピドゥー・センターをテレビで視聴した時、これが展示されていた。いつか対面したい絵だ。
http://blogs.yahoo.co.jp/pc1970jy/8919987.html
ネットで本棚を検索してしまう。うーん、いいのがあるわ……でも設置場所がない。スーパーで適当な大きさの 段ボール箱を見つけては家に運んで本を詰める。ざっと数えて八十箱。段ボール箱の置き場所もなくなってきた。 また床積みが始まる。処分する本はわずか。死ぬまでに読めるはずはないけど、いつか読むかもしれない本は購入。 若い頃からの夢は、私的図書館、私的美術館そして私的録音音楽鑑賞室。とりあえず夢は叶った。どれも私的興味に 貫かれている。興味が移れば収蔵も変わる。音楽ではアイルランドのCDを数十枚、知人に譲った。残っているのは、 LPレコードとドロレス・ケーンのCDくらい。換金するよりも譲ったほうがスッキリする。本も絵画も同様。 高価な古本だけは専門店へ売ったが。それでも本は増えるなあ。まあ、買うからだけど。買わずにいられるか、だ。 ワンコインでお釣りがくる最高の楽しみ、ブックオフの百円本。人生、これでほぼ充分、ね。
現代哲学の紹介本を再読して思った。既存の言葉で考えるよりも、まず考えないで感じること。深く感じとること。 まず違和感、不可解を感じよ、だ。やがて経験の深みから新たな様相を顕す言葉、が浮かぶ。……浮かべばいいが。
良い本は再読するとさらに面白い。再読してつまらない本は……いらんな。
午後、三島中央病院の職員と子どもたち三十人ほどの源兵衛川清掃のお手伝い。なにせ病室から見下ろせば源兵衛川。 親が入院した時、きれいな川に感動した、と知人女性は言っていた。子どもたちは「また入りたい」。よかった。
ネットの見聞。
《 夜廻り猫 116 》 深谷かほる
http://comic-walker.com/viewer/?tw=2&dlcl=ja&cid=KDCW_EB00000014010117_68
《 美術系大学の受験デッサンを通過していざ美大生になると、自らの “器用さ” がまず壁として立ちはだかる。 これを捨てて “モッサリさ” を恢復するのに数年以上も要することがある。この “モッサリさ” がなければ作品に血が通わないからだ。 》 中島 智
https://twitter.com/nakashima001/status/742743791765852161
《 「神は局部に宿る」@渋谷アツコバルー、「触れるラブドール」のかおるちゃんが、さわられすぎてリタイヤ、 きょうから新人のみなみちゃんが登場! 優しくさわってあげてくださいね〜! 》 kyoichi tsuzuki
https://twitter.com/KyoichiT/status/743374638995152896
《 セクシーに“見える”のではなくセクシーに“感じる”ことを強調する戦略を立てる。 》 Nikki Baird
http://forbesjapan.com/articles/detail/11873/2/1/1
ネットの拾いもの。
《 あと一週間、意味不明のことだけ叫んでいたい私です。 》
《 絶版出来 》