「杳かな遠い過去」

 1970年代初頭秋田県八幡平にあった大沼ユースホステルの同窓会が先月あったが、私は参加できなかった。 一昨日集合写真が届いた。あれから四十年余。二十人余の殆どがもはや見知らぬ年配者。懐かしむ気分は…… ない。渇きと心の穴をどうしたら埋められるか、に当時の心は囚われていた。『塚本邦雄歌集』白玉書房を 手に宿の外から夏空を仰いだ。青春彷徨。何か(相思相愛)を希求して北海道〜北東北を旅した、寄る辺ない 記憶たち。けれども。杳かな遠い過去。夜更けにBALLOU CANTA『 BOBOTO 』、寺井尚子『 Very cool 』を聴く。 懐かしみが満ちてくるかけがえのない時間。六十五年生きてきて今が一番安定。歳をとったのだろうか。 安定→退化→老化現象か。まあ、ズークだ、なんだと薀蓄を披露する前に音楽を大いに楽しもうぜ。
 http://bunboni58.blog.so-net.ne.jp/2015-06-23

 朝、昨日高齢のご婦人からこちらにもある、と依頼された、道路際に繁茂しているヒメツルソバを抜く。 土のう袋二袋に詰めて終了。帰宅。水を浴びる。

 ブックオフ長泉店で文庫を三冊。北村薫/宮部みゆき・編『とっておき名短篇』ちくま文庫2011年初版、 戸部良一ほか『失敗の本質  日本軍の組織論的研究』中公文庫2013年49刷、張競『美女とは何か』角川 ソフィア文庫2007年初版、計324円。北村薫/宮部みゆき・編の名短編集、何を持っていないか不明だったが、 これは持っていなかった。やれやれ。あとは『名短篇ほりだしもの』『教えたくなる名短篇』か。 『失敗の本質』は持っているはずだが、見つからず。やはり持っていないのかもしれない。
 ネット注文した古本、ジャック・デリダ『声と現象』ちくま学芸文庫2005年初版が届く。美本800円。

 ネットの見聞。

《 今週のマガジンに衝撃を受けたの、たぶん僕だけじゃないだろうから貼っておこう。 ココイチでカレー吹きそうになったぜ。 》 toyohiko_yamazaki
 https://twitter.com/t_m_yamazaki/status/743427389934297089

《 70年代頃「北欧が性のパラダイスらしいぞ」って伝説も日本では「スゥエーデン」だがアメリカだと 「デンマーク」らしい。この辺も不思議だw 》 あさり
 https://twitter.com/asarida/status/744529867375468544

《 どこかの民放の昼のバラエティ番組が、「うちは悲しんでいる遺族や被害者へのインタビューはしません」 と宣言したら、実は視聴率は上がって、局の評判も良くなると思うんだけどね。日本の視聴者も、そのくらいには 成熟しているだろう。視聴者をみくびっているのはテレビ局側なのでは。 》 森岡正博
   https://twitter.com/Sukuitohananika/status/744377573879078912

《 Photographs of Japanese  Customs and Manners  50 Hand Tinted Collotype Plates  K. Ogawa, 1898 》
 http://www.baxleystamps.com/litho/ogawa/ogawa_customs_manners.shtml
 写真家小川一真(かずま)が撮った写真の手着色集。美術雑誌『国華』のコロタイプ印刷を手がけた人だ。
 22番『 A Fair Pedestrian on a Snowy Day ( Outdoor Winter Costume )』。よっ、別嬪!

 ネットの拾いもの。

《 人生ゲーム辛口版っていうのがあるんだけど、辛口なのに普通に就職するし結婚するし子供も生まれるし でその場にいた全員が悲しくなったという思い出がある。 》