『日本語教室』

 知人女性の誕生日。朝ツイッターに三十分前にあげているので電話。この歳で、と戸惑う様子。電話で正解かな。そうかな。去年七十歳になった女性は、いくつでも嬉しいものよ、と電話で言っていた。女心はわからない。

 女性二人の車に同乗して函南丹那盆地長光寺へ。盆地を見下ろす場所で停車。緑の稲穂なびく水田と美貌なる夏空。お二人は写真を撮りまくる。本堂に展示されている、仏様をテーマにした合作の絵を見る。住職は不在。副住職の猫をかわいがる。裏手に回り、大きな水鉢が並ぶ一角へ。蓮の花が蕾、開花直前、開花、種子へ、と鉢ごとに違う姿。ほのかないい香り。堪能して辞し、熱函道路沿いにできた蕎麦屋で昼食。熱海方面にあるパン屋でパンを購入。ファミレスでかき氷とコーヒー。源兵衛川、一本松バス停下で群れなすアブラハヤを眺める。大人の休日。

 井上ひさし『日本語教室』新潮新書2011年7刷を読んだ。ためになるいい本だ。

《 アンバランス、これは知っていたほうがいいと思います。アンバランス「 unbalance 」というのは、 精神的、心理的な不均衡のことを言う言葉です。形や経済的なことなどの不均衡は、インバランス「 inbalance 」 と言わないといけません。私たちはこれらをすべてアンバランスと言っていますから要注意です。 》 34頁

《 大野(晋)説を一言で言ってしまうと、既知の旧情報には「は」を、未知の新情報を受ける場合には「が」を 使うということです。 》 174頁

《 「は」と「が」に関して長いあいだ議論になっていた「象は鼻が長い」も、大野理論ですっきりします。 つまり象そのものは既知のことですから「象は」で、「鼻が長い」は新情報なので「が」になるということで 納得ですよね。 》175頁

《 日本の悪いところを指摘しながら、それをなんとか乗り越えようとしている人たちがたくさんいます。私も その端っこにいたいと思っていますが、そういう人たちは売国奴と言われます。でも、その人たちこそ、実は 真の愛国者ではないのでしょうか。完璧な国などありません。早く間違いに気がついて、自分の力で乗り越えていく ことにしか未来はない、ということを今回の講座の脱線と結びにいたします。 》 118頁

 ネットの見聞。
《 モノゴトには奥行きというモノがある。 》
 デキゴトには成り行きという……。

《 稲田朋美なあ……。この人は、おれとほぼ同世代だが、おれたちの爺さん・婆さん世代の価値観の“強化コピー” なのよなあ。劣化コピーならまだいいのだが、女だからこそ男社会の価値観に過剰適応しているところが怖い。 ほれ、日本通の外国人が和服着て暮らし、毎日座禅組んでるみたいなね。 》 冬樹蛉
 https://twitter.com/ray_fyk/status/760569056512446464

《 途方もないディストピア映画の配役が、次々と決まっていく感。 》 シェルワンコ
 https://twitter.com/cher_wanko/status/760728355524214784

《 (´-`).。oO(妊娠したと言うと、(特に年齢的に)大変だよ〜、大変だよ〜と言われるけど、 逮捕勾留で自由を奪われる苦しみを体験してからは、大抵の「たいへんな事」は屁でもなくなる(^ω^) 》  ろくでなし子一審一部無罪!
 https://twitter.com/6d745/status/760730099008299008

《 めでたいなぁ〜(#^.^#)

  オレ的、三大 ロックな良いオンナは、
  ジャニス・ジョップリン
  スージー・クワトロ
  ろくでなし子だ!*\(^o^)/* 》 デーモンまぐれ
 https://twitter.com/Demonmagure/status/760772919135907840

 ネットの拾いもの。
《 墓標になる危険性がある建物とのことー。 》
《 幽霊が墓地や廃墟にいるって考えが既に間違いなんだよ。俺が幽霊になったら迷わず女子校と女湯に行くぞ? 》