「テレビ取材」

 上天気な昼下がり、源兵衛川の川掃除をテレビ取材。せわしない依頼であたふた。到着が遅れて二時間待ち。待つ間に いろいろな人が歩いてゆく。千葉県、東京渋谷、静岡……。取材は十分もかからず。無事済んでやれやれ。午後四時帰宅。 くたくた。

 時間をかけて読んでいる山口昌男『「敗者」の精神史』岩波書店1995年初版。こんなくだりに微苦笑。

《 添田知道は、「グリル茶目」というのは中村還一の記憶違いで、正しい名称は「パンタライ社」(浅草馬道一ノ九 の路次裏)であったと言う。この名称をつけたのは辻潤であり、名称の意味はギリシャ語で「万物流転」と聞かされた、 と添田は言っている。(中略)意味はそれで良いが、正しくは「パンタレイ」である。 》 「大正日本の『嘆きの天使』」 333頁上段

 数日前に届いたフリー・ペーパー『南大分マイタウン』366号に掲載、御沓 辛止(発行人の別名)の短歌。

   飢え死にをせしダダイスト辻潤を迂闊と読みし人もありけり

《 さて、「グリル茶目」は、性の芸能の忍者屋敷的仕掛けが仕込まれていた。 》 「大正日本の『嘆きの天使』」 335頁下段

 ワクワク。

 ネットの見聞。

《 山形に身長3kmの巨大ヨーダがいる 》 Daily Portal
 http://portal.nifty.com/kiji/160908197366_1.htm

《 フランス怪奇映画特集 『顔のない眼』 ※上映後、黒沢清監督によるティーチ・インあり 》 アンスティチュ・ フランセ東京
 http://www.institutfrancais.jp/tokyo/events-manager/cinema1610141830/

 子どもの頃見上げた、今はなき映画館のポスターが目に焼きついている。

 ネットの拾いもの。

《 「何かありましたらスタッフにお申し付けください」と言おうとして「なにかありましたらスタッフにおしつけてください」 と言い切ってしまった。 》

《 無名で名高い男 》