『春 少女に』再読

 JR東海のウォーキング・イヴェントで源兵衛川を中高年が切れ目なく列をなす。こちらは月例清掃。きのう 取材を待つ間掃除していたので気が入らなかったが、女性二人が横浜からわざわざ川掃除に来てくださったので、 元気がでる。

 下の書き込み、ずっと前だと思っていたが、今月の2日だったのか。

《 とりわけ『悲歌と祝祷』『春 少女に』の二冊は、掛け値なしに日本現代詩の最高の達成であるといっていいと、 私は思う。 》 386-387頁

 これが引っかかって『悲歌と祝祷』『春 少女に』をあらためて読んだ。私の気に入った詩は『自選 大岡信詩集』 岩波文庫2016年には選ばれていない。『春 少女に』から選出された詩は恋愛詩が目につく。それはかまわないのだが、 大岡信の恋愛詩にはとりわけ苦味や雑味がない。ひたむきな純愛のなかにある。それが、苦味や雑味、辛味をいやっと いうほど味わってきた私には、別の世間のお話のように感じてしまう。評論には惹かれるし評価もするが、詩には縁遠さを 感じる。

 ネットの見聞。
《 芸術… 的? 世界各地の「謎アート」がシュールすぎ! 》 Virates
 http://virates.com/funny/14254441

《 新ことわざ「三人(政官財)寄ればもんじゅの知恵」
  30年かかっても全然動かないものでも,未来永劫,関係企業が安定収入を得られるようにすること
  1日の維持費がなんと5000万円! 》 岡口基一
 https://twitter.com/okaguchik/status/774090306849353728

《 増え続ける汚染水 福島第一原発事故5年半 立ち並ぶタンク 》 東京新聞
 http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2016091190070009.html

《 自分とこが出す核物質は全然気にならないけど、人のとこが出してないかはすっ飛んで上空調べにいく。 》  Mami Tanaka
 https://twitter.com/mami_tanaka/status/774371884909551616

《 衝撃の相模原障害者殺傷事件について話を聞けば聞くほど深刻だと思う3つの問題点 》 篠田博之
 http://bylines.news.yahoo.co.jp/shinodahiroyuki/20160910-00062065/

 ネットの拾いもの。
《 ミステリ読書会、次回課題書の本命は「大穴」である(日本語としておかしい)。 》
 ディック・フランシス『大穴』ハヤカワ・ミステリ文庫。団鬼六『大穴』角川春樹事務所2000年初版ではない。「『大穴』復刻に際して」。元本は1958年刊。
《 苦労して、日数をかけ、文学を意識して念入りに書いたつもりの『宿命の壁』が商業的に失敗で、四日間の期間で 半ば自棄気味で書き飛ばした、いわば恥ずべき作品である『大穴』が大当たりするなど、私は小説というものの概念に 疑問を抱いたものだ。(中略)私の人生のつまづきは小説『大穴』が当たった頃だったと思う。 》