『鹿の幻影』

 昨夜のテレビ放送。中盤にちょこっと出ていた。それにしても三島の宣伝みたいだった。

 午前、源兵衛川下流の君ケ沢橋〜最下流部と中流部、水の苑緑地のヒメツルソバを抜く。ズボンをまくり上げ、 サンダル履きで一時間半ほど。土のう袋一袋に詰める。これで今季はほぼ終了。やれやれ。帰宅して水を浴びる。

 紀田順一郎『鹿の幻影』東京創元社1989年初版を読んだ。鮎川哲也の解説から。

《 本書は、古本探偵シリーズではないが、やはり神田神保町を舞台に、「黎明の会」と称する愛書家の集まりを 中心に物語が進行する。純然たるフーダニット・スタイルの本格長編だが、古本屋、愛書家いりまじって独特の 小説世界が繰り広げられており、紀田ミステリのファンならずとも、本好き、蔵書家の人たちにとっては、格好の 贈物といえるだろう。 》

 本文から。

《 それはね、こういうことだと思うんだ。文学の一つのジャンルというものは、ちょうど人の一生と同じように、 誕生からはじまって青春時代、中高年時代、それから衰退期というようにサイクルがある。永久に栄えるジャンル ってものはないんだ。 》 43頁

《 じっさい、この世に残っている古い貴重書のほとんどは、死蔵によって残ったんですよ。古い時代には所蔵者の 無関心によって、押入れや納戸にしまい忘れられていたものが、偶然に残った。近代に入ってからは、愛書家や コレクターの盲目的ともいえる死蔵への情熱によって生き残った。これすなわち古本収集のパラドックスという もんでしょうな。 》 144頁

 ネットの見聞。

《 (´-`).。oO(「仲良くしようぜ」っていうのは”同じ意見でまとまろうぜ”、じゃなくて、 ”違う意見の人でも理解はできなくても存在を認めあう”って事じゃないの?
  思い通りのリプライじゃないからってムキになるの、おかしいヨ(´・_・`) 》 ろくでなし子一審一部無罪!
 https://twitter.com/6d745/status/787114470388609024
 ネットの拾いもの。

《 地下鉄車内に貼ってあったうさんくさい広告に「金運が上がれば すべての運が上ります」と書いてあって、 理屈としてはわかる、と思った。 》 T屈男
 https://twitter.com/taikutumasa/status/787102912581218304