『日本文化における時間と空間』一

 加藤周一『日本文化における時間と空間』岩波書店2016年19刷を読み始める。2007年初刊。ロングセラーだ。

《 戦後日本の強い関心は、現在の与えられた枠組みのなかでの活動に集中され、未来の変化の可能性には向っていなかった。  》 2頁

《 誰にとっても、どこの国にとっても、先のことはよくわからない。したがって長期計画は失敗することが多いだろう。 しかし長期計画の失敗と、長期計画の不在とはちがう。 》 2頁

《 日本社会が特殊なのは、高度の工業化が伝統的な家族やムラを分解した後にさえも、そこで作り出された意識や習慣 (の一部)が、水準を異にする集団や組織に引き継がれ、そのまま生きのびて来たということである。 》 4頁

《 かくして日本では人々が「今=ここ」に生きているようにみえる。 》 4頁

 午前、灰塚川(三島側は松毛川)の放置竹林伐採作業に参加。昼帰宅。往復自転車。くた〜。
 竹の根を掘り起こした土からでてきた明治の牛乳瓶を回収。自宅で洗浄。ロゴはきれいに残る。源兵衛川から保証牛乳の瓶と 名糖生ジュースの便を回収。明治は丸、保証は四角、名糖は八角形。面白いものだ。台所の窓に置いて眺めている。
 三時過ぎ、かぶせ茶を淹れ、ベリーズ国のCD『 UMALALI 』をかける。ふう〜、疲れが遠のく。

 ネット、いろいろ。

《 最高裁で逆転無罪の煙石さん、「冤罪防止」へ裁判所・警察・検察・国・報道への提言 》 弁護士ドットコムNEWS
 https://www.bengo4.com/c_1009/n_5829/

《 万引き犯が盗品や代金をそっと返しても、民事賠償が済んだだけで刑事罰は別。異様な学校が開校できなくなっても、 土地が国有に戻っても、その前の経緯に「犯罪性」や「反社会的行為」があれば全く免罪とはならない。特に政治家、 官僚ならば責任は重い。国民は全てを監視する権利と義務がある。 》 清水 潔
 https://twitter.com/NOSUKE0607/status/840329641088897024

《 今は文庫で「福島」の文字を消したことを、後悔している。作品のイメージが変わると言われようがホラー小説みたいに 怖くなったと言われようが、この先日本人は震災と福島の原発事故を経験しなければならないんだよと言うべきだったと。 》  太田忠司
 https://twitter.com/tadashi_ohta/status/840460056516677632

《 日本はいい国だよ、誇らしい
  水も綺麗だし心も綺麗だし安全だし安心だし

  6年前までは 》

《 丸6年が7回忌です。
  高齢の住職に、最高の供養とはなんですか?と聞いたら、残された者が笑顔でニコニコしてることが最高の供養だ、 と教わりました。ご参考までに。 》 坊主
 https://twitter.com/bozu_108/status/840438658935148544