「寺山修司18歳 情熱の書簡」

 読売新聞朝刊に「寺山修司18歳 情熱の書簡」の記事。副題は「短歌編集長に宛てる」「短歌革命に賭けてみます」。歌人佐佐木幸綱はインタビューに答えて。

《 「若い世代への期待があった戦後、中井(英夫)さんが生きる意欲を持たせようと励まし、寺山が応えようとした意気込みが 感じられる」と話している。 》

 先達、故人だけでなく、私も年下の人も顕彰、応援しなくては。できる範囲で応援(=作品を購入)している。造形の白砂勝敏さん、 銅版画の林由紀子さん、商業デザインの内野まゆみさん。
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 上記記事のために新聞を買ったが、別紙面に「古陶磁鑑定 慎重さ大切」という見出しで、テレビ東京のあの「曜変天目茶碗」 騒動の記事。別に新味のない内容。

《 昨年9月、米国のオークションで「君台観左右帳記」で曜変天目茶碗に次ぐ価値があるとされる油滴天目茶碗が、約12億円で 落札されているからだ。同書では、曜変は油滴の2倍の価値があるとされている。(略)BPOは「茶碗が本物かどうかを判定 することができない」として審議対象にしないことを決めている。 》

 午後、知人の車に同乗、ブックオフ大仁店へ行く。ここは久しぶりだ。ついつい買ってしまった八冊。蔵本由紀非線形科学』 集英社新書2007年2刷、山田登世子『ブランドの条件』岩波新書2006年初版、門井慶喜『人形の部屋』創元推理文庫2014年初版、 黒岩比佐子『音のない記憶』角川ソフィア文庫2009年初版、武藤康史『国語辞典で腕だめし』ちくま文庫2002年初版、横田順彌 『脱線!たいむましん奇譚』講談社文庫1981年初版、ポール・ギャリコ『ほんものの魔法使』ちくま文庫2006年初版、サックス・ ローマー『骨董屋探偵の事件簿』創元推理文庫2013年2刷、計864円。買ってどうする、という気もする。
 車内で小説家の興亡について語り合った。彼は時代小説が好き。柴田錬三郎は、ミステリ『幽霊紳士』が創元推理文庫で再刊され、 今度は『花嫁首 (眠狂四郎ミステリ傑作選 )』創元推理文庫が出るという話をする。いい作品は誰かが見つけ出す。
 美術作品は、その芸術性に気づかれずに廃棄されてしまう可能性が高い。殊に石が浮かんで木が沈むような昨今、優れた作品が、 具眼の士に見出される可能性はいかばかりだろう。上記のように、故人の書簡が記事にする価値があると見做されることもある。 だからおもしろい。

 ネット、いろいろ。

《 トイレでお布施数えてるのを見られた時の言い訳選手権の結果を発表します。

  最優秀賞
  『なんまいだ〜ってことですか?』

  金賞
  『このことはお伏せになってください』

  高齢の住職賞
  『流していただければ幸いです』

  特別賞
  『TOTO見つかったか…』

  です。おめでとうございます! 》 坊主
 https://twitter.com/bozu_108/status/842199114188177408

《 「葬祭業者「アラキ」…は平成15年以降、中古の宮型3台をモンゴルの国営葬儀社に寄贈。学会のモンゴル視察で、ある僧から 「あの宮殿のような車を譲ってほしい」と言われたのが始まり…現在、寄贈を受けた国営葬儀社では宮型から予約が埋まっていくほど 人気」「仏教国ラオスにも宮型1台を寄贈」 》 猫の泉
 https://twitter.com/nekonoizumi/status/842032677612011520

《 小泉喜美子 短篇リスト(仮作成版) 》 戸田和光
 http://www7b.biglobe.ne.jp/~tdk_tdk/koizumi1.html

《 基地反対運動リーダーの長期勾留「人権を尊重している」 政府答弁書閣議決定 》 沖縄タイムス
 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170315-00088493-okinawat-oki

《 「ラ・ラ・ランド」を2度ずつ下げたら「ソ・ソ・尊師」だな  》 がねーしゃ v6.9
 https://twitter.com/ganesa2015/status/841433403987714049

《 流せない 》 たくろん
 https://twitter.com/takuromochi/status/740685134513332225/photo/1