『センセイの鞄』

 川上弘美センセイの鞄平凡社2001年8刷を読んだ。帯の松浦寿輝の文が十全に語っている。

《 ここには、ただ、単純な言葉づかいで綴られたせつない愛の物語があり、そこかしこから、生きることのかけがえのない 喜びと豊かさと美しさが、馥郁と香り立っているばかりだ。 》

 センセイかあ。私はよくカンチョー(館長)と呼ばれる。姓では呼ばれない。そんなところにしみじみと親近感。

 ブックオフ長泉店で三冊。絲山秋子『袋小路の男』講談社2006年10刷帯付、内田樹『日本辺境論』新潮新書2009年4刷、 早川茉莉・編『なんたってドーナツ』ちくま文庫2014年初版、計324円。『袋小路の男』『日本辺境論』は、下記リンク 『21世紀の暫定名著』で挙げられた本。

 なぜ本を買うか。いつか読むだろうその本を手元に置きたいから。数日前、某ブログで鈴木孝夫『ことばと文化』岩波新書を 話題にしていた。その1973年初版は本棚にある。四十年あまり前新刊で購入。近々読もうと思う。本は時の底にじっと沈んでいる。 時の積層に埋もれてしまう本もある。掘り出される本もある。昨日の朝吹真理子『きことわ』のようにどこかへ紛れてしまう本も ある。けれども、それが手の届く範囲、自宅にあるのが嬉しい(ある筈)。子どもの頃集めて遊んだおもちゃ、ガラクタも、少し どこかにしまってある。どこかに。お宝探しはじつに楽しい。お宝再発見(私的価値の上昇)はさらに愉しい。

 ネット、いろいろ。

《 群像編集部編『21世紀の暫定名著』で挙げられている「名著」のリスト 》 ねりま
 http://amberfeb.hatenablog.com/entry/2017/02/02/184959

 『1Q84村上春樹、『磁力と重力の発見〈1〉古代・中世』山本義隆、『明治の表象空間』松浦寿輝、『金毘羅』笙野頼子、 『趣都の誕生―萌える都市アキハバラ森川嘉一郎、『想像ラジオ』いとうせいこう、『日本文学盛衰史高橋源一郎、 『センセイの鞄川上弘美、『雪沼とその周辺』堀江敏幸、『パンク侍、斬られて候町田康、『屍者の帝国伊藤計劃円城塔、 『グロテスク』桐野夏生、『ららら科學の子』矢作俊彦、『河岸忘日抄』堀江敏幸、『ノルゲ Norge』佐伯一麦、『雪沼とその周辺』 堀江敏幸、『Self-Reference ENGINE円城塔、『聖家族』古川日出男、『雪の練習生』多和田葉子、『告白』町田康、『掏摸』 中村文則、『わたしを離さないで』カズオ・イシグロ、『博士の愛した数式小川洋子、『きことわ』朝吹真理子
 以上は単行本か文庫本で持っている本。既読は『明治の表象空間』松浦寿輝、『想像ラジオ』いとうせいこう、『ららら科學の子』 矢作俊彦、『わたしを離さないで』カズオ・イシグロ、『きことわ』朝吹真理子くらいか。『きことわ』は読んだ記憶はあるが、 内容はすっかり忘れた。
 http://d.hatena.ne.jp/k-bijutukan/20120501
 それにしても、新刊で購入した本は『明治の表象空間』松浦寿輝、『プラハの墓地』 ウンベルト・エーコだけ。 他はブックオフの100円本。

 ネット、いろいろ。

《 森友学園問題で公明党が沈黙する理由 》 情報屋台
 http://www.johoyatai.com/1055?utm_content=buffer5aee7&utm_medium=social&utm_source=twitter.com&utm_campaign=buffer

《 出してきた同人誌しか自分の生きた証がないって話を親にしたらお葬式に展示するねって言われたからみんなも気をつけろ 》  らいこ
 https://twitter.com/damework/status/844048213384429568