塚本邦雄監修『現代詩コレクション』書肆季節社1990年初版を開き、二篇の「腐刻画」を読む。
安東次男「腐刻画」。詩の後に左下に「(十月)」と記された「腐刻画」の絵。それはなにも描かれていない、白紙。
一つの骨格に浸された距離のない物質 水面に
引揚げられた深海漁火のなかに投げこまれた塔
入水した樹木風景を拒む文脈の発見が多すぎる
入江を蹴る子供の飢えにとどかぬ母親の飢餓感
情は青空へしたたるこの夏の終り 血の繁みを
軋ませて人びとは何に近づこうとしていたのか?
田村隆一「腐刻画」全編。
ドイツの腐刻画でみた或る風景が いま彼の眼前にある それは黄昏から夜
に入ってゆく古代都市の俯瞰図のようでもあり 或いは深夜から未明に導かれ
てゆく近代の懸崖を模した写実画のごとく想われた
この男 つまり私が語りはじめた彼は 若年にして父を殺した その秋 母
親は美しく発狂した
午後、薫風に誘われて源兵衛川をお散歩。中流域でナガミヒナゲシを見つけてしまう。ヒメツルソバも少々。帰宅して 長靴に履き替えて駆除。春の若草を摘んでいる若い女性二人に、川の中のクレソンを採ってあげる。そのままついて行こうかな、 と邪気が起きるが、見送る。もう少しで終る時に雨がポツポツ。引き上げる。帰宅すると遠雷、ここだけ雨。やれやれ。
http://www.naro.affrc.go.jp/archive/niaes/sinfo/publish/niaesnews/090/09003.pdf
ネット、いろいろ。
《 社会のための芸術したいなら芸術をする必要などなく、そんなことよりベタに社会活動を行いボランティアでも革命でも 行えば良いのだが、なぜ彼らは芸術する必要あるのか。根本的なところで問題ある。突き詰めれば結局のところ 自己アイデンティティを不問にしてるだけなのだが。 》 みそにこみおでん
https://twitter.com/misonikomioden/status/858007885015425024
《 嫌疑ある段階で一般人ではない 「共謀罪」で盛山副大臣 》 共同通信
https://this.kiji.is/230609553767858183
《 昨夜、共謀罪の質疑で「花見と下見とどう見分けるのか?」という質問に金田法務大臣が「ビール持ってれば花見、 双眼鏡やメモ帳を持ってたら下見」と答えているの見て戦慄したよ。桜の下でメモ帳を持っていたら「嫌疑がかけられた時点で 一般人ではない」わけだから、共謀罪の対象になってしまうの? 》 毬谷友子
https://twitter.com/mariyatomoko/status/858102360270229506
《 ミサイルが飛んだ、空母が向かった、地下鉄が止まった、重大危機だあー、テロ防止だ、と煽る一方で海外旅行へ。 》 清水 潔
https://twitter.com/NOSUKE0607/status/858107130389291008
《 雲隠れから一転、何の説明もないまま平然と公務復帰した昭恵夫人。「私や妻が関わっていたら総理も議員も辞める」 と啖呵を切った安倍首相と笑顔で外遊に出かけてしまいました。記事は本日の2面に掲載。日刊ゲンダイは 駅売店かコンビニでお求めください。 》 日刊ゲンダイ
https://twitter.com/nikkan_gendai/status/858188771283554304
《 紛らわしくて絶対覚えられないモーガン・フリーマン主演作。
「最高の人生のはじめ方」
「最高の人生のみつけ方」
「素敵な人生のはじめ方」
「最高の人生」 》 シネちゃぶ
https://twitter.com/cinechub_loaf/status/857071896122109952