古川日出男『聖家族(下)』新潮文庫2014年初版を読了。困難な読書だった。今読まねば読むことはないだろうと読み進めた。 なんとか読了。下巻には登場人物の相関図が掲載されている。いろいろ取りざたされるだろうとは思う。村上春樹『世界の終りと ハードボイルド・ワンダーランド』、途中で挫折した大江健三郎『同時代ゲーム』、ガルシア・マルケス『百年の孤独』を連想。 しかし。『アビシニアン』『沈黙』『アラビアの夜の種族』にはあった息詰まるような重厚な高揚感は、なかった。野間宏 『青年の環』は再読しても面白かった。『聖家族』は再読はしないだろう。なぜだろう。その答えは見つかっていない。「聖家族」 の意味づけも、私にはわからない。家族、家系に全く興味がないせいかもしれない。一筋縄ではいかない様々な実験的営為が なされているが、それがどうした。辛辣な書き込みになったが、「壮大なる失敗作」という見方もできるかも。
《 その緯糸(よこいと)経糸(たていと)とがない世界で。整理や整頓は通用しない世界で。順番も意味をなさない世界で。 》 405-406頁
『聖家族』を読んだきっかけは、群像編集部編『21世紀の暫定名著』で挙げられていたから。
http://amberfeb.hatenablog.com/entry/2017/02/02/184959
お昼前、東京から来た知人夫妻を三島駅南口でお迎え。清住緑地〜源兵衛川下流部、一本松バス停までタクシーで案内。下車、 源兵衛川をゆっくり遡り、自宅で休憩。午後二時過ぎ三島駅南、白滝公園で見送る。別用で待つ知人の所へ。午後三時すぎ帰宅。
ネット、いろいろ。
《 単なる癖を類稀なる個性だと思って死守している人には何を言っても届かない。「自由に描きたいだけ。 自分の絵が描ければ評価なんかどうでもいい」と言う人の多くは全然自由に描けていないし、 未だ「自分の絵」に到達すらしていない。 》 林由紀子
https://twitter.com/PsycheYukiko/status/859188556433993728
《 第6回「ガンジーでも助走つけて殴るレベル」を上回る神フレーズ選手権の結果を発表します。
最優秀賞
「金正恩が脱北するレベル」
金賞
ブルゾンちえみが「待ってんじゃねぇ、探せ」って言うレベル
高齢の住職賞
「バイキンマンが除菌するレベル」
です。おめでとうございます!! 》 坊主
https://twitter.com/bozu_108/status/858929173141704704