作品の発酵・発光という発想

 拙ブログの6月12日「早生、早熟、完熟、発酵」から新たな発想が浮かんだ。
 http://d.hatena.ne.jp/k-bijutukan/20170612

 優れた作品は「古くならない、いつまでも新鮮」ではなく、「賞味期限を過ぎても発酵して新たな魅力を生じる」のでは。安藤信哉は エッセイ「生きていること死んでいること」で書いている。

《 新しいということは、今日なお生きているということでなければなるまい。 》

 そうだと思う。それを推し進めて考えた。作品の見どころは作家の手を離れてから、だ。経年変化で作品の状態は劣化する。また時代の変化に 連動して殆どの作品は時代遅れとなる。そして経年変化により劣化〜朽ち果てる。が、ごく僅かな優れた作品は、時間の堆積の中でゆっくりと 発酵する。目新しさ、新鮮さだけが取り柄で、時を置かずに朽ち果てる作品に対し、優れた作品は歳月の中で発酵し、さらに発光(葆光)= 目を惹きつける傑作、名作に。時の中で発酵し、時を超えて新たな魅力を魅せる作品だ。
 はてさて、私の評価する作品が遠い将来、発酵しているか、朽ち果てているか。次世代への賭けだ。

 午後、日立市からの視察。市職員三人を源兵衛川を中心に二時間案内。川風は心地よいが、いかんせん暑い。32度超。ご飯を炊くのを忘れた。 ちょうどいいや、今夜はお寿司。

 ネット、いろいろ。

《 発酵食づくりの過程がサイバネティクスとの連関で興味深いのは、後述するように、それがシステム設計者による一方的な制御コントロール というよりは双方向的なコミュニケーションを誘発するからです。そこでは、無数の微生物たちの自律的な生命性を知覚することが システムの継続的作動に有利に働き、科学的な知識と主観的な共感の価値が共存します。 》 ドミニク チェン「微生物が発酵するごとく」 WIRED
 http://wired.jp/series/ferment-media-research/01_microbes/

《 翁長知事、空調補助廃止に「憤り」 教育環境の悪化懸念 沖縄県議会代表質問 》 沖縄タイムス
 http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/106672

《 海で洗うなら福島第一のあたりが良いんじゃないですかね?
  福島は完全にコントロールされているそうですからw 》

《 安倍さんには首相の座を死守してほしい・・次の選挙までは。それが全野党候補者の切なる願いだw 》

《 どうしてこんなに議席が 減るのかな〜〜〜〜〜??? 》