『続勘の研究』つづき

 黒田亮(りょう)『続勘の研究』講談社学術文庫1981年初版を読了。

《 物を正しく視るということとは、ちょっと簡単に考えるように、容易なものでは決してない。事実をありのままに観察するのが 本来の建前である実験的な自然科学においてさえ、虚心をもって事実に対することは、なかなかできるものではなく、とかく 先入見が事実を歪めて見せたり、あるいは自分に都合のよい方面だけを強調して、その反対の差し障りのある部分を隠蔽しようと したりする例は、あえてめずらしいことではない。 》 「第十章 結び」246-247頁

《 わが国文化の発展のため、外国における先例を調べるのは結構なことであるが、単に外形を真似るだけでなく、その根本精神を 検討することを、くれぐれも忘れてはならない。 》 「第十章 結び」250-251頁

 女性三人と富士宮市の白砂勝敏さんの新しいアトリエ兼住居を訪問。持参した昼食を白砂さんご夫婦と楽しみ、家を、周囲を歩いてまわり、 正しい田舎を堪能。戸外でまったりしている女性三人を措いて、アトリエで白砂さんの新作を拝見、見解を述べた。「発酵」と 「中動態」の新用語を披露。
 友だちはフェイスブックに投稿。

《 白砂さんの家に、いってきました。お天気も、良く、のんびりあんないしてもらいました。石段に腰掛け、皆で、ならんでお弁当タイム。 目の前に山をのぞみながらのお弁当は、大人の遠足みたいな、幸せなじかんです。いつか、この場所で、白砂さんの個展が自由自在にできるでしょう。 近くに住む、陶芸家のギャラリーも、案内してもらい、この場所は、作家たちが、羽根を伸ばして自然豊かな土地で、自由に、作品に向き合える場所と、 確信!今後の白砂さんの作品に多いに期待します!!
  奥さんのくみさんの懐の深さも、感じられすてきな時間をおすそわけしてもらったような、、、 》
 http://shirasuna-k.com/

 ネット、いろいろ。

《 みなさん、今度から税務署から領収書や書類の不備を指摘されたら「おたくの佐川長官と同じで、うちでは記録は6か月ごとに 自動的に破棄されている」と答えましょうね。→佐川理財局長「栄転」に波紋 与党からも「あしき前例」:朝日新聞デジタル 》 想田和弘
 https://twitter.com/KazuhiroSoda/status/882457637518024706

《 「周囲から罵倒されようと、主君に忠義を尽くしたものが、最後は報われる」という“美談”を体現した佐川理財局長昇進の逸話を、 文科省はさっそく来年の道徳の教科書に採用すべき。   「佐川忠孝記念日」として、7月5日を国民の祝日にすべきだろう。 》 ほうとうひろし
 https://twitter.com/HiroshiHootoo/status/882280006558244864