手紙と絵葉書

 昨日手紙と絵葉書が届いた。メールにはなお味わい。手紙は仏文学者柏倉康夫氏、絵葉書は牧村慶子さんから。柏倉康夫氏の手紙は、 13日の拙ブログに載せたものを短縮して認めて送った拙手紙への御礼文。その一部。

《 「あとがき」にも記しましたが、外国語の詩を翻訳するときは、いつも音韻を伝えられないもどかしさを感じています。 その点、越沼さんから訳詩を読んで「マラルメは音楽的だ」と評していただいたことを、何よりうれしく存じます。
  さらにマラルメの詩句から連想される日本の詩歌の章句をお教えいただいたことに感銘を受けています。こうした受容の 仕方こそが、読書の醍醐味だと思います。訳者冥利につきます。 》

 こちらこそ嬉しい。

 昼まで地元小学校の児童を源兵衛川へ案内。人手が足らず、助っ人で参加。まず最下流部で川へ入って生きもの探し。元気そのものだ。 後は最上流部までのんびり歩く。大部分の児童は歩いたことがない。お昼前に解散。グラウンドワーク事務所で来月の視察案内を依頼される。 お昼帰宅。シャワーを浴びる。ふう。午後少し昼寝。

 ネット、いろいろ。

《 猛暑の中、駅で涼しげな夏きものの人を見た。古代紫の紗のきものに、生成りに墨で幾何学模様の軽そうな帯。モスグリーンの日傘。 実際は見かけほど涼しくはないと思う。でも「涼しげに見える」ことが大切なんで。夏のきものは痩せ我慢の美学。 》 大野左紀子
 https://twitter.com/anatatachi_ohno/status/887869352376020993

《 現代美術が環境を問題にするようになった現在、僕はピカビアがそーしたようにあくまでも絵画に創造の場を求めてきた。 描くという原初的な身体性からは離れないつもりだ。絵画にはまだまだ未解決な問題が残されている。肉体年令には限界があるが 絵画年令にはそれがない。 》 横尾忠則
 https://twitter.com/tadanoriyokoo/status/887969690521280512

《 ブラバン(津原泰水) サウンドトラック
  ブラバンの各章タイトルになっている楽曲を集めました。繊細で温かい、津原先生の文章が大好きです。 》 椎木風見
 https://www.youtube.com/playlist?list=PLpuU6yG4MK2oSjYzv_723nXiLDNDQGOPr

《 トヨザキ的評価軸:
  「金の斧(親を質に入れても買って読め)」
  「銀の斧(図書館で借りられたら読めば―)」
  「鉄の斧(ブックオフで100円で売っていても読むべからず)」 》 豊崎由美

《 大安・仏滅・先負・友引・先勝・赤口の中にしれっと混ざってても違和感がなさそうなのは選手権の結果を発表します。

  最優秀賞
  「友近

  金賞
  「熱盛」 》 坊主
 https://twitter.com/bozu_108/status/887871262243999746