三木成夫『内臓とこころ』河出文庫2013年初版、前半を再読。
《 つまり、”食欲”という、ひとつの内蔵感覚をとっても、遠い宇宙の彼方との共振によって、支えられてことがよくわかります。 胃の内外の出来事だけで起こるものではけっしてない。いいかえれば内臓の働きには、なにか遠い彼方と結ばれた不思議な側面が 見られるようです。内臓の感受性といった時、この問題を抜きに考えることはできないと思います。 》 62頁
こんな大事な発言を初読の時には見過ごしていたとは。中村雄二郎を読んでいたせいで得心がいく。
《 このように、動物たちの「食と性」の周期も、これくらい”暦”がはっきりしています。あるものは太陽と地球ととの関係、 あるものは地球と月の関係で、それぞれ厳密にきまっています。 》 75頁
《 ここまできますと、もう動物の体内にこうした宇宙リズムが、初めから宿されていると思うよりないでしょうね……。そして、 その場が内蔵であることはいうまでもない。もっと厳密にいえば、内臓のなかの消化腺と生殖腺でしょう。この二つの腺組織の間を、 そうした食と性の宇宙リズムに乗って「生の中心」往ったり来たりしているのです。 》 75頁
《 私たちの内臓系の奥深くには、こうして宇宙のメカニズムが、初めから宿されていたのです。「大宇宙と共振するこの「小宇宙」 の姿を、私たちは”内蔵波動”という言葉で呼ぶことにしております。 》 79頁
《 この図では「内臓系」と「体壁系」の内外二部をはっきりと分けております。 》 82頁
体壁系（動物器官）＝外皮系（感覚）、筋肉系（運動）、神経系（伝達）→脳
内臓系（植物器官）＝腸管系（吸収）、腎管系（排出）、血管系（循環）→心臓
《 季節感──これは日本人の心の象徴だと思います。四季折ふしの”もの”に、その時々の内蔵波動の”こころ”が共鳴する。 はらわたの声が大脳皮質にこだまする……といえばいいのでしょうか。 》 108頁
中村雄二郎の「共通感覚」と三木成夫の「内蔵感覚」……宇宙リズム。錯綜するなあ。二年前には共通感覚が浮かばなかった。 さて、どう組み合わせるか。
http://d.hatena.ne.jp/k-bijutukan/20150616
http://d.hatena.ne.jp/k-bijutukan/20150617
夏バテ？ 自転車で外出は見送り。東西各地で古本市が開かれているが、ブックオフへさえも、意欲が湧かない。まあ、昨日書いた 審美書院の画集二冊を手にして急に憑き物が落ちたような気がする。この二冊は究極の画集だろう。そんな本を入手すれば、それも 一万円で入手なら、本の熱は冷めるわなあ。メモには十冊あまりの気になる新刊本。まだ注文せず。
まずは葉書でお知らせ、次にメールで送信、きょうはＣメールで送信、今夜のテレビ東京『出没！アド街ック天国』。ふう。
http://www.tv-tokyo.co.jp/adomachi/backnumber/20170812/
ネット、いろいろ。
《 松山、「64の衝撃」を海外で続々速報「華麗な、華麗なゴルフだ！」「なんてラウンドだ」 》 THE ANSWER
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170812-00010002-theanswer-golf
《 叶姉妹のコミケでの列さばきは素晴らしかったらしい。販売冊数限定つけて、キチンと人数数えて、開始数分で完売宣言。
毎年の企業ブースの対応のまずさと改善がみられない姿勢をみると、初参加なのに事前リサーチと対策をしてきた叶姉妹(叶組)の 企業努力を見習うべきだと思う。 》 tazz
https://twitter.com/razzma_tazz/status/895821751791140864
《 叶姉妹の屋外の待機列はこんな感じになってます 》 尾久の人@コミケ全日
https://twitter.com/bk3000nr/status/895821958914363392/photo/1
《 高校生集めた核兵器廃絶求める署名が過去最多 国連に提出へ 》 NHK NEWS WEB
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170811/k10011097091000.html
《 今日、昼頃大学行ったんだけど、ロビーでサンドウィッチ食べてた学生とサンドウィッチ談義になった。 そんとき学生がLGBTをサンドウィッチの具と思ってたことが判明。「レタス、ベーコン、トマトはわかるんですけど、G って何ですか？」 ってのが今日のハイライト。 》 ひできち/伊藤英之
https://twitter.com/hidevolcano/status/896029283910434816
