徳永恂（まこと）『現代思想の断層──「神なき時代」の模索』岩波新書2009年初版を少し読んだ。節々に研究に裏打ちされた深い学識を感じる。
《 別の言い方をすれば、それは近代の幕を開けた「啓蒙」の一つの帰結であると言えようか。「啓蒙」とは、たんに迷信や狂信、伝統的権威から威信を奪っただけ でなく、神から独立して主体的に歴史をつくってきた人間の生存の根拠をも脅かしてしまった。こういう意味での「無神論的」状況が、現代思想の出発点である。 》 「第１章 マックス・ウェーバーと『価値の多神教』」 63頁
朝から急用。午後の予定をキャンセル。行ったり来たり。気晴らしに本屋へ行き、目についた山口雅也・編著『奇想天外 21世紀版 アンソロジー』南雲堂2017年初版帯付を衝動買い。明日来る予定の人が夕方来訪。煮物が煮上がるところで、「大丈夫ですか？」「今、火を消しました」。 一人暮らしの主夫だなあ。慌ただしく一日が暮れる。ふう。
ネット、いろいろ。
《 この記事は不完全。燃料交換に必要な機器がメンテナンスされておらず、燃料が取り出せない事に触れていない。ナトリウム抜き取りは 燃料を取り出してからだろう。順番が違う。毎日の記者は、規制委員会の会議をチェックしてないのか。 》 春橋哲史
https://twitter.com/haruhasiSF/status/935641070016217088
《 事故前: 放射能が大量に漏れるような事故は起きないので大丈夫。
事故後:放射能が大量に漏れても健康被害は起きないので大丈夫。 》 想田和弘
https://twitter.com/KazuhiroSoda/status/935380127848034305
《 スーパーでピーマンを買ったら中身がスカスカだったよ、これも実質値上げだろ 》
《 今後は中身が空洞になる技術がどんどん進むかもしれん 》
