『象と耳鳴り』再読

『象と耳鳴り』祥伝社1999年初版を再読。全十二編。後半がぐっと読ませる出来。なので、なぜ第一編の「曜変天目の夜」が選ばれたのかわからない。

 東京新聞朝刊、第一面「笑ケース」は12月の月間賞。

《   廃炉難航
   良い知恵が浮かばない
          ──もんじゅ
       (狭山市 カナリア)   》

 随分前だったが、毎日新聞に掲載された作品を思い出す。

《   ふげんもんじゅのつぎオシャカ   》

 東京新聞最終面にはきょうの「運勢」。それがいつも昨日のことを言っているような。今朝のは。

《 知識や学問に寄り過ぎる人は誘惑も多く迷い易い 》

 昨夕自宅へ急ぐ時、久しぶりに同い年の知人に遭遇、誘われて近くの喫茶店で一時間ほど対談。東京芸大を出た彼は、ヴェネツィアビエンナーレへ行ったり、 現代アートへの熱中ぶりを見せる。美術評論家椹木野衣現代美術家田中功起など、周囲で二人を知っている人はいないのでこちらに話題を向ける。 話題が哲学に移ったので清水高志『実在への殺到』水声社を挙げると、知らなくてメモしていた。おかげで洗濯物を取り込むのが遅れてしまった。

 ネット、いろいろ。

《 介護体制を整えることに関しては、一部親戚方面から「冷たい」とのご高評をいただいている私の割り切り精神が随分と役にたったなあ。 何を言われても馬耳東風な性格も利した。もし介護関係で親類からの口出しに苦しんでいる人がいたら、こう言いたい。「そいつらはどうせ何もしてくれない。 ほっとけ」 》 門賀美央子
 https://twitter.com/mongamioko/status/950587500300521473

《 三橋貴明のように、自分の妻を暴行して三回も通報されているような人間が「逃亡の恐れなし」として釈放されている現実と、 家宅捜索によって徹底的に証拠品が押収されており、尚且つ全国に顔が知られている籠池夫妻が5ヶ月以上も勾留されている現実を比較すれば、 如何に日本が歪んでいるか分かる。 》 異邦人
 https://twitter.com/Beriozka1917/status/950715567928893445

《 所属する国家や組織がある指針や政策を打ちだした時、そのヴィジョンの正しさを測る基準の一つは、 その指針によって疎外/淘汰される人々への救済策が考えられているか否かである。 》 中島 智
 https://twitter.com/nakashima001/status/951026394191953920