グレアム・ハーマン『四方対象 オブジェクト指向存在論入門』人文書院2017年初版を少し読んだ。
《 素朴な観点に立つ本書は、そうした対象のうちどれが実在的でどれが非実在的であるかということについて、あらかじめ何らかの主張を提起したりはしない。 》 第一章「解体と埋却」 18頁
第一章「解体と埋却」から西洋の高名な哲学者たちを軒並みバッサバッサとなんとも遠慮なくなぎ倒してゆく。小気味いいが、心配になるほど。
《 アリストテレスとライプニッツ、そして彼らの支持者の理論は、どれも実体の理論と呼ぶことができる。本書で提示される対象指向存在論は、これと同じ系統の 理論の最新版である。だがここで提示される理論は、彼らの理論よりもずっと奇怪なものだ。というのも、この理論は実体に伝統的に帰属させられてきた多くの特徴を 拒否するからである。 》 第一章「解体と埋却」 33-34頁
埋却という用語、初めて目にした。
《 現象的な領野は、外界へのアクセスから切り離された観念論者の牢獄ではない。むしろそれは、志向的対象と絶えず変化するその性質との間にある緊張を 示しているのである。しかし私は、「志向的」という用語の無菌的な不毛さを避けるため、同義的な表現として感覚的対象( sensual object )という用語を用いる ことにしたい。 》 「第二章 感覚的対象」 47頁
志向と指向。間違えやすいなあ。そういえば、『現代思想』1月号、「現代思想の古層と表層のダイアグラム」という図表の234頁には”ハーマン2010『四方対象』 対象思考型存在論”とある。思考かあ。
六時五五分最低気温−5.1℃。午前八時−3.2℃。ここは富士山頂か。
マルクス・ガブリエル『なぜ世界は存在しないのか』講談社2018年初版帯付を近所の本屋で受け取る。読みたい本が目白押し〜。
ネット、いろいろ。
《 『ゲド戦記』も、最初の三部作と比べて後半の三部作が、構造主義からポスト構造に変わった時代の思潮を反映して、却って残念な感じになっていた。 その一番分かりやすい典型例だと思う。 》 清水高志
https://twitter.com/omnivalence/status/956012998275010560
最初の三部作『影との戦い』『こわれた指輪』『さいはての島へ』は持っている。が、未読。いつか読もうとは、思っている。
《 森永卓郎さん×井上智洋さん(その3)BI導入と「働く」価値観の大転換で、ディストピアをユートピアに 》 マガジン9
http://maga9.jp/180124-1/
《 Rhythm Willie - Breathatakin' Blues (1940) 》 You Tube
https://www.youtube.com/watch?v=vYk4SRP_8FY
《 Son House "Death Letter Blues" 》 You Tube
https://www.youtube.com/watch?v=NdgrQoZHnNY
《 変体仮名 》
https://www.benricho.org/kana/IPAMJ/img-quiz/kotae.gif
《 友達に女の子が産まれた。
名前が『一三』ちゃん。
カズミかと思ったら、
数を数える時は「一、二、三」って数えるよね。
そこを「一、三」で二を取ったから、ニトリ。
まさかの『ニトリ』
お値段以上の衝撃でした。 》 無駄のない無駄な発想力
https://twitter.com/al_mudahassou/status/955749502983446528
《 本日ばかりは、股引を着用しても許されるだろう… 》